勝五郎の読書雑記

2011年 03月 31日 ( 1 )

ベルリン飛行指令

佐々木 譲 (著)
★★★☆☆

<内容(「BOOK」データベースより)>
ドイツが入手した日本の最新鋭戦闘機のデータは、まさに驚愕に価した。ほどなく二人の札つきパイロットに極秘指令が下る。ゼロ戦を駆ってベルリンへ飛べ―日米関係が風雲急を告げる昭和十五年、英国情報網をかいくぐって銀翼が乱気流を切り進む…。

ずいぶん前に読んだ吉村昭の小説「深海の使者」は第二次世界大戦中に同盟国のドイツとの交信を図るために潜水艦を大西洋まで海路(海中路?)派遣する話だったが、こちらはその空路版。

台湾やベトナム、さらに英国統治下のインドで2ヵ所、中東、トルコを経由してドイツまで向かう計画。ドイツからのゼロ戦派遣の要請を受ける段階から、経路の組み立て、実際の経由地の確保交渉、実際にゼロ戦に乗り込む飛行機乗りの人選などが描かれている。吉村昭は事実を綿密に調べ上げて記録を読み易く小説風に書き上げているという感じなのに対し、佐々木譲のは普通の小説風なのでより読み易い。

しかし今更ながら戦争とは大変なことだなと思う。
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by furomikan | 2011-03-31 23:59 | 読書雑記 | Comments(0)