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勝五郎の読書雑記

プリズム

百田 尚樹 (著)
★★★☆☆
内容(「BOOK」データベースより)
「僕は、実際には存在しない男なんです」
世田谷に古い洋館を構えるある家に、家庭教師として通うことになった聡子。ある日、聡子の前に、屋敷の離れに住む謎の青年が現れる。青年はときに攻撃的で荒々しい言葉を吐き、ときに女たらしのように馴れ馴れしくキスを迫り、ときに男らしく紳士的に振る舞った。激しく変化する青年の態度に困惑しながらも、聡子はいつして彼に惹かれていく。しかし彼の哀しい秘密を知った聡子は、結ばれざる運命に翻弄され―。

百田さんの小説はとても読みやすい。ついこの前読んだ円城塔氏の本のように気取った文を書こうとするのではなく、読んでいて楽しい大衆小説を目指しているのだろう。
今回のこの本は期待に反してあまり面白くなかったが、ずっとこれからも読み易く良い小説を書いて欲しい。
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by furomikan | 2011-12-23 17:36 | 読書雑記