勝五郎の読書雑記

錯覚の科学

クリストファー・チャブリス (著), ダニエル・シモンズ (著), 木村 博江 (翻訳)
★★★☆☆
内容(「BOOK」データベースより)
サブリミナル効果などというものは存在しない。いくらモーツァルトを聴いても、あなたの頭は良くならない。レイプ被害者は、なぜ別人を監獄送りにしたのか?脳トレを続けても、ボケは防止できない。「えひめ丸」を沈没させた潜水艦の艦長は、目では船が見えていたのに、脳が船を見ていなかった。徹底的な追試実験が、脳科学の通説を覆す。

原題は「The Invisible Gorilla: And Other Ways Our Intuitions Deceive Us」
「見えないゴリラ」の実験はこの本で知った。まんまと制作者の思うツボに嵌り、全面降伏の状態で読み進めた。

【注意の錯覚】 人は自分で思っているほど周りの世界を見きれていない。目は向けていても見落としてしまう
【記憶の錯覚】 私たちは自分が体験したことを鮮明かつ正確に記憶できると思っているが、じつは記憶はゆがむことが多い
【自信の錯覚】 自信ありげな態度を相手の知識や能力のあらわれとして反射的に受け入れてしまう
【知識の錯覚】 自分の知識の限界を自覚せず、見慣れたものについては十分知識をもっていると錯覚する
【原因の錯覚】 偶然同時に起きた二つのことに因果関係があると思い込む
【可能性の錯覚】 自分の中に眠っている大きな能力を簡単な方法で解き放つことができると思い込む

人間の起こしやすい「錯覚」を上記6つのグループに分けて、いろんな実際の出来事や実験を題材に解説している本。
自分はわりかし思い違いを起こしやすいと自覚しているつもりであったが、この本を読むとさらに気を引き締めて自分の自信について警告せなアカンと思った。
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by furomikan | 2011-08-02 23:35 | 読書雑記 | Comments(0)