勝五郎の読書雑記

柳家喬太郎 『時そば』 @ TORII HALL

柳家喬太郎独演会 @ トリイホール

開口一番(前座喬太郎) 道灌
桂阿か枝 軽業講釈
柳家喬太郎 時そば
仲入り
柳家喬太郎 ぺたりこん(三遊亭円丈作)

開口一番では通常前座が前座噺を一席聞かせるところだが、羽織りも羽織らず前髪を垂らしぎみにした「前座」喬太郎が道灌をスラッと謳いあげた。与太郎のボケを真返しであっさり受け流す貫録あるご隠居は本当の前座には到底演じきれない。

喬太郎前座に座布団をひっくり返してもらい、めくりをめくってもらった続く桂阿か枝は恐縮至極で、上方落語の力を見せられないまま下がり、仲入り前でやっと喬太郎師匠。

東京の立ち食いソバの具が主人公の新作落語(あれはマクラではなく、りっぱな新作)に引き続き、時そば。ネタ自体の面白味が弱いので、このネタ選びはちょっと残念だったが、まあ楽しめた。

期待の新作は初めて聞くものだったが、オリジナルのネタにリアルさがなく、かといってシュールさもないもので満足はできなかった。次回の大阪での独演会を楽しみに待とう。
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by furomikan | 2010-11-20 20:50 | 落語 | Comments(0)