勝五郎の読書雑記

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僕らの落語 ~本音を語る! 噺家×噺家の対談集~

広瀬和生 (著)
★★★☆☆
内容紹介
伝統芸能の魅力を次世代につなげる新書シリーズ企画。人気・実力を兼ね備えた落語家、計4組による対談集です。
(1) 人間国宝の子息・孫にあたる〈桂米團治×柳家花緑〉
(2) いま爆発的な人気を誇る〈桃月庵白酒×春風亭一之輔〉
(3) 異色の経歴を持つ〈春風亭百栄×三遊亭兼好〉
(4) 将来を担う女性落語家〈柳亭こみち×三遊亭粋歌〉
彼らに迫る司会進行役は、落語家・落語ファンからいま最も信頼されている評論家・広瀬和生氏。普段は客を笑わせる落語家たちから、真摯な思いを聞き出します。共通項を持った彼らの心のうちが引き出されたのは、対談だからこそ。
この本読んで早速、桃月庵白酒さんと春風亭一之輔さんの落語CDを大阪市立図書館で借りてみた。
白酒さんは滑舌の悪さが気になり、一之輔さんはその荒削りさが気になった。
この本を読んでいる時点ではもっと面白い噺家だと期待したのに。
同時期に借りた立川生志さんはとても良かった!マクラも面白いし、とても好きになりそう。
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by furomikan | 2016-12-25 23:59 | 読書雑記 | Comments(0)

現在落語論

立川吉笑 (著)
★★★☆☆
内容(「BOOK」データベースより)
なぜ座布団に正座するのか?「下半身を省略」するためです。ついに出た、落語論の新機軸!!ユニークな活動で注目される談志の孫弟子が、落語の面白さをイチからお教えします。

さすが談志の孫弟子と思える内容で、満足した。
今まで読んだ落語論とはちょっと違った切り口で語っていて、著者が(他の落語家と同様に)すごくまじめに落語に取り組んでいることが感じられて好感が持てたので、YouTubeで高座の様子を聞いてみたが、ちょっと早口で残念だった。でも直にうまくなっていくだろう。
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by furomikan | 2016-03-02 22:28 | 読書雑記 | Comments(0)

なぜ「小三治」の落語は面白いのか?

広瀬和生 (著)
★★★☆☆
内容(「BOOK」データベースより)
日本が誇る落語界の孤高の名人・柳家小三治を、膨大な時間をかけて、聴いて綴った、「小三治本」の決定版!貴重なロングインタビューと、前代未聞の小三治聴きくらべ「九十演目」で読み解く、落語ファン必読の書!小三治の名言、音源データ、高座写真も多数収録!!

巻頭のロングインタビューが特に面白かった。
後半の九十演目解説は読むごとにその噺が聞きたくなる名解説。
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by furomikan | 2015-04-20 20:53 | 読書雑記 | Comments(0)

この芸人に会いたい ~観て、撮って、書いた。旬の芸人・落語家たち~

橘蓮二 (著)
★★★☆☆
内容(「BOOK」データベースより)
高座で楽屋で、数々の芸人たちの素顔に接してきた写真家・橘蓮二ならではの渾身の写真と文章。今、誰を観るべきかがわかる、演芸ファン必携の一冊。

落語家よりも色物芸人さんの項が読んでて面白かった。
 ダメじゃん小出
 ぺぺ桜井
 ポカスカジャン
 ロケット団
 遠峰あこ
 加納真実
 寒空はだか 他
他にも、恩田えり、太田その、稲葉千秋というお囃子さんも紹介されていて、著者の寄席愛を感じた。
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by furomikan | 2014-10-23 23:59 | 読書雑記 | Comments(0)

真田小僧 ~ 高津の富 ~ 木村充揮

三連休の最後の日もいい天気。
JR玉造駅からてくてく歩いて初めて訪れる真田山へ。
三光神社にある真田幸村の銅像と真田の抜穴跡を見学。本当に大阪城まで通じていたら面白かったのに。
真田の六文銭をみて、親から小遣いを巻き上げるのが上手い少年の噺「真田小僧」を思い出した。
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そばにあった真田山旧陸軍墓地も壮観だった。
真田山陸軍墓地維持会のwebサイトを見てみると、「西南戦争、日清・日露・第一次世界大戦から第二次世界大戦にいたるまでの5,300基以上の墓碑が並び・・・」とのことで、日本で最初の陸軍墓地らしい。

今回の目的は高津宮での富くじと落語と木村さんの無料ライブ。

まずは落語。
午前中は素人落語家さん9人による無料の「寝床の会」で、午後はプロの噺家5人の落語会(2,800円)。
素人さんの会のトリには私の好きな桂文太さんも出る予定だったので、これだけでエエかと2人の素人落語(茶論亭めろんさんの親子酒と茶論亭ポン子さんの初天神)を聞き、最後は文太さんの「明烏」。好きな噺で嬉しかった。
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次に落語「高津の富」で有名な富くじ。
一枚300円の札を購入して、一緒に渡される木片に、干支と4桁の番号が書いているシール部分を貼り付けて本殿に置かれた抽選箱に入れる。
抽選箱には何百、いや何千枚も同じような札が入っていて、読み上げられた商品のアタリ札を先にキリのついた棒を差し込んで突き刺す。
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賞品はそれほど大したものではないだろうと思っていのに、意外と数が多く、面白い賞品も多かった。
・はり重のすき焼き肉5人前
・自転車(ママチャリ)
・トロマグロ(3000円分)引換券
・日本酒の二斗樽(二升ではなく、鏡開きするような二斗樽!)
・棒に巻かれたままの輪切りする前のバームクーヘン(長さ1メートルくらい!)
・マクラ2つ分くらいのポップコーンと7000円分のカタログギフト
・文楽鑑賞券
・松竹新喜劇鑑賞券
・JTBギフトカード21,000円分
・下処理済みのタラバガニ
・高級焼酎と千枚漬け・すぐきのセット
・ベルギーチョコレートの塊(5キロ!)
・無洗米5キロを2袋
・玄米30キロ
・中華お食事券2000円分
他にもいろいろとあり、賞品が読み上げられて、札が突き刺され、当選札が読み上げられるたびに会場がちょっとどよめくのが楽しかった

で、さらに楽しかったのが「世界で一番歌の上手い哺乳類(by 石田長生)」、元憂歌団の木村充揮さんのソロライブ。
客から差し入れされた缶入り水割りウイスキーやワンカップ酒を飲みつつ、いつものように会場の客とアホなやりとりしながら、天使のダミ声を1時間以上も聞かせてくれた。
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いつも思うが、木村さんは歌だけやなくて、ギターも上手い!
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by furomikan | 2014-01-13 22:53 | 読書雑記 | Comments(0)

落語家の通信簿

三遊亭 円丈 (著)
★★★☆☆
内容紹介
落語家が、落語家を論評した初の本!
伝説の名人から大御所、中堅、若手まで53人を論評した「円丈による通信簿」。
落語家が高座では見せない心の葛藤から、「芸」の真髄まで、
落語界のしきたりなど裏話も交えて、いきいきと活写していく。
時に厳しく、時に愛情とおかしみを込めて──。
落語家ごとのおすすめ演目つき!

プロの落語家が同じプロの噺家をこんなにズバズバ批評するのは前代未聞、というか談志さん以外では極めて珍しいのではないかな。
談志さんの愛弟子である立川志らくさんの斬られ方が激しく、少し引いた。
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by furomikan | 2013-12-14 23:59 | 読書雑記 | Comments(0)

落語こてんコテン

柳家 喬太郎 (著)
★★★☆☆
内容紹介
当代きっての人気落語家が、地噺から艶噺、怪談噺に講談ネタまで熱く紹介する古典落語五十席。あらすじから聞き所、演じ手の苦心まで愛情たっぷり語り尽くします。

落語こてんパン」の続編。
大上段に構えていない噺を寄席の短時間の出番の中でさらっとやって、クスクスっと笑ってもらう。
こういうのが好きなんだ、ということが何度も書かれていて、そういうのエエな~と何度も思った。
なかなかいい本です。
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by furomikan | 2013-12-08 23:59 | 読書雑記 | Comments(0)

落語名人芸 「ネタ」 の裏側 ~秘蔵資料 三越落語会 十一名人の「感どころ」~

立川 志らく (著)
★★★★☆
内容(「BOOK」データベースより)
およそ半世紀ぶりに、奇跡的に発見!ファン必見のお宝初公開。昭和の名人芸が浮き彫りに!本人直筆で演目解説した“感どころ”の凄さ!

よく自画自賛をしているという印象が強い立川志らくさんの本なのであまり期待していなかった。
ところがこの本はワリカシ謙虚な姿勢で書かれており、名人たちの書いた「感どころ」に対しても濃やかな心遣いと独自の解釈で接して、プロが感じるプロへの思いを分かり易く解説してくれている。

私の大好きな金原亭馬生さんの章が最も楽しかった。

「馬生師匠の『ざるや』以上に面白い『ざるや』を聞いたことはありません。
今、『ざるや』を演るとすれば、珍しい噺ですと言って、つなぎに演る時間が七、八分しかないから演りましょうという印象のネタ。
それを 《リクツ抜きに笑って頂ければ》 と書いているところに余程の自信があったのでしょう。」

と書いている。
他の噺家が「与太郎」とするような人物を「意味不明な男」や「奇人」にして描いていく馬生師匠は面白い、と志らくさんが書いているのにもとても賛成。

1981年の『ざるや』の「なんか合わないなこの人」っていうセリフ、馬生さんの面白さはここにある!
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by furomikan | 2013-12-05 23:15 | 読書雑記 | Comments(2)

立川談志 落語の革命家(文藝別冊/KAWADE夢ムック)

内容紹介
惜しまれつつ亡くなった落語の革命家の落語観を網羅。家元の対談・鼎談、インタヴュー、咄、エッセイ、など盛りだくさん。師匠を語る弟子対談は、志の輔×談春の語り下ろし。

●目次●
【エッセイ】
山藤章二 立川談志の心を聞いた
松本尚久 立川談志、素の断片
岸田秀 談志師匠と精神分析
吉川潮 談志が愛した色物芸人

【特別対談】
立川志の輔
立川談春 全身全霊の落語家 兄弟弟子、師匠を語る。

【咄・談話・エッセイ・インタヴュー】
〈落語〉咄 落語って何ですかネ
〈生き方〉咄 人生成り行き、風次第
〈時事〉談話 敢えて、与太郎興国論
〈フレーズ〉談話 落語にはいい文句がいっぱいあります
〈日本語〉エッセイ 小田原提灯エボ沢山
〈職〉談話 好きな仕事も簡単ではない
〈歩く〉エッセイ 散歩の達人
〈師弟〉エッセイ 師匠柳家小さんの死 "死んでも葬儀には行かない"と決めていた
〈笑い〉エッセイ 笑いについて
〈江戸東京〉聞き手=高田文夫 俺の落語はイリュージョン。
〈文学〉聞き手=澤田隆治 家元、文学を語る

【咄家エッセイ】
三遊亭円楽 キザッペ談志の友情
立川志らく やりやがったな、志らく 歌のこと、映画のことなど
立川志ら乃 素の落語
立川談吉 最後の弟子が語る師匠・立川談志

【談志対談集】
中村勘九郎 銀座の夜の芸界放談
太田光 オレが「天下とっちゃえよ」と発破かけたんだよ
三谷幸喜 家元、教えてください! 「笑い」っていったい何ですか?
立川談志 一龍斎貞鳳 笑いのメーカーは苦労します
春風亭柳朝×三笑亭夢楽 40歳以上の「関白宣言」
岸田秀 文化とは 本能が壊れた人間が捏造した不自然なルール
美濃部美津子 古今亭にはかなわねぇ。
福田和也 危なすぎる時事放談

【談志偏愛小説選】
新選組の巻 船山馨 薄野心中 新選組最後の人

【資料】
原健太郎 〈ブックガイド〉立川談志が書いた本
立川談志略年譜
談志名言集
談志百八席

たっぷり一冊まるごと談志さんの本。

【咄・談話・エッセイ・インタヴュー】の章が特に面白く、あとは【談志対談集】の中の「美濃部美津子 古今亭にはかなわねぇ。」。
談志さんは古今亭志ん生さんを偏愛されていたが、その2人の息子さんである金原亭馬生さんと古今亭志ん朝さんへの評価も高かった。
美濃部美津子さんは馬生・志ん朝のお姉さん。
志ん朝さんが2001年に亡くなったとき、「悲しいというよりも悔しいという気持ちが先だった」という言葉が印象的だった。
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by furomikan | 2013-11-23 23:04 | 読書雑記 | Comments(2)

第四回 立川こしら京都落語会 @ 京都ダンス村イベントホール

この本 を読んで気になってしまったので、立川流落語の真打立川こしらさんの落語会に行ってみた。(立川志らくさんのお弟子さん)
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・高座から客にどんどん話しかけてくる
・マクラが終わると必ず「江戸っ子は五月の鯉の吹き流し 口先ばかりで腸はなし」から落語を始める
・休憩時間も会場にいてCDなどを自ら販売している
など、本で読んだ通りの落語会であった。

意外だったのは、真打だけれども「落語家のようなもの」で、噺は「落語のようなもの」という情報と異なり、落語がしっかりしていたことである。
たっぷりと「湯屋番」と「御神酒徳利」の二席を聞かせてくれたのだが、真打らしいしっかりした高座だった。(御神酒徳利は本篇部分だけで50分もあった!)

また嬉しいことに、終了後のじゃんけん大会では偶然勝ち残って、去年の真打昇進の際に作られた真打昇進記念の扇子がもらえた。ありがとう!
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落語会の後には、この京都での落語会の「特典」となっているこしらさんを囲んでの打ち上げへの参加も可能で、スタッフの皆さんや日本各地からの他の参加者とのお酒と食事もとても楽しい素晴らしい落語会・飲み会だった。
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by furomikan | 2013-11-02 23:59 | 落語 | Comments(2)