勝五郎の読書雑記

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鯨の絵巻

吉村昭 (著)
★★★☆☆
紀州太地に三百年の歴史を持つ鯨組で、網とり漁法の最後の筆頭刃刺を務めた男の生涯をたどり、海の男たちの勇壮華麗な鯨との闘いと、滅びゆく古式捕鯨にしか生きる場を持たない者の悲哀を鮮やかに浮かび上がらせた「鯨の絵巻」。教職を剥奪され、奄美大島の夜の山地に青白い鱗の輝きを追うハブ捕獲人を描く「光る鱗」ほか、「紫色幻影」「おみくじ」「緑藻の匂い」を収録した、動物を相手に生活を営む人間たちの哀歓をさぐる短編集。
動物に関わって生きていく男たちの物語。実に吉村昭らしい短編。
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by furomikan | 2016-11-20 23:59 | 読書雑記 | Comments(0)

塩狩峠

三浦綾子 (著)
★★★★★
若い時分に読んだ本をまれに読み返すことがあり、この本がそうだった。
若かった私がこの本を読んでいたく感銘を受けたのはラストシーンだけだったと思っていたところ、読み返すと読み易い文章はタンタンと敬虔なキリスト教徒の生き方を紡ぎ出していて、惹きつけていたものが最後の場面だけだった訳ではないことを知った。
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by furomikan | 2016-11-12 23:59 | 読書雑記 | Comments(0)

魂の退社 ~会社を辞めるということ。~

稲垣えみ子 (著)
★★★☆☆
内容紹介
(前略)そういう著者が選択したのは、会社を辞め、電気代200円で暮らす清貧生活だった。しかし、著者はかつてないほど希望に満ちていると書く。日々が何より新しい。それは「お金」や「会社」から自由になったことで得たものだ。会社とは、お金とは、人生とは何かを問う。笑って泣けて考えさせられて最後に元気が出る本!
もう少し賢い文章を期待していたのに、少し肩透かしを食ったような読後感。イマイチで残念。
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by furomikan | 2016-11-09 23:59 | 読書雑記 | Comments(0)

また、同じ夢を見ていた

住野よる (著)
★★★★☆
内容(「BOOK」データベースより)
きっと誰にでも「やり直したい」ことがある。学校に友達がいない“私”が出会ったのは手首に傷がある“南さん”とても格好いい“アバズレさん”一人暮らしの“おばあちゃん”そして、尻尾の短い“彼女”だった―
ぜんぜん期待してなかったのに何故か心にグッと来た。
心の内面がキチッと描かれていて、なかなか有能な小説家だと感心した。
自分に自信が無くなったときに読むといいのかもしれない。
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by furomikan | 2016-11-02 23:59 | 読書雑記 | Comments(0)