勝五郎の読書雑記

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城塞

司馬遼太郎 (著)
★★★★★
内容紹介
秀頼、淀殿を挑発して開戦を迫る家康。大坂冬ノ陣、夏ノ陣を最後に陥落してゆく巨城の運命に託して豊臣家滅亡の人間悲劇を描く。

後藤又兵衛基次や真田左衛門佐信繁(幸村)、木村重成、塙団右衛門、毛利勝永がいくらかっこ良くても豊臣方が負けてしまうのは分かっており、その中でどう華麗に描かれていても、かえって哀しさが増すばかりで読んでいて切な辛い。

「国盗り物語」であれほどカッコ良かった家康が関ヶ原から大坂の陣でなぜこんなにワル悪い悪役になり腐ってしまったのかは解説されていなかったけど、あれだけの執着心がないと天下を簒することができなかったのだろうということを思えば致し方ないのか。

ふた月ほど前に一心寺の前の神社で偶然見かけた真田幸村の戦死跡之碑。あれを見てたおかげで幸村の最期の場面・情景がよりよく頭に描かれてよかったと思った。
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by furomikan | 2015-12-27 22:37 | 読書雑記 | Comments(0)

レトロ銭湯へようこそ 関西版

松本康治 (著)
★★★★☆
内容紹介
大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀・和歌山・三重に残る昔ながらの風呂屋47選。
街の銭湯が年々減少してく中、関西には今も昭和レトロな雰囲気が色濃い“レトロ銭湯"が各地に残っています。本書は神戸市在住の作家で銭湯取材・撮影をライフワークとしている松本康治氏が、関西各地のクラシックな銭湯を徹底解説いたします。店舗・建物ガイドに加え、照明、浴槽、脱衣場などの各種施設についても美しい写真を用いて詳述します。一部の浴場情景写真には人物を入れ込み(男性)、銭湯の臨場感をお伝えしています。

関西の銭湯を紹介する新しい本を作るので入浴客として写真に写って欲しいと友人の松本さんに言われてから何ヵ月か経って本当に撮影を開始することになり、私は
 ①花園新温泉 [東大阪市 2015/6/6(土)]
 ②寿湯 [大阪市淀川区 2015/6/6(土)]
 ③三光湯 [明石市 2015/6/13(土)]
 ④蘇武湯 [橿原市 2015/7/26(日)]
 ⑤新地湯 [京都市伏見区 2015/8/7(金)]
 ⑥別府湯 [京都市南区 2015/8/7(金)]
の以上6つのお風呂屋さんで「浴モ」としてこの本に関わることができた。
(他に取材を断られたとこが1軒と、行ったら休みだったところが1軒。)
ギャラは入浴代と入浴後の生ビールということだったが、取材に付いて行かせてもらえたことが一番の収穫だった。

その取材の中で一番驚いたことは初回の花園新温泉の時で、番台のすぐ前の部分から脱衣場、さらに浴室の男湯女湯の中央を貫いて忍者が走る秘密の抜け道のような通路が奥の釜場まで続いているのを見せてもらったときは軽くブッ飛んだ。
聞くと釜場に最短距離で行くにはこの造りがもっとも便利だかららしい。
いろんな銭湯に行ってみたい人は是非ともこの花園新温泉に行ってみてください。というか、この本に載っている全ての銭湯に行ってみてください。いや、この本に載っていなくても、近くのお風呂屋さんに行ってみてください。
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by furomikan | 2015-12-05 23:59 | 読書雑記 | Comments(0)