勝五郎の読書雑記

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栄湯(大阪市福島区野田)2

大晦日は夫婦でJR野田駅近くの栄湯へ。
夕方に訪れると子ども連れが多かった。

思い起こせば3年ほど前の大晦日の午後はすべての大掃除を終える最後の最後の段階で冷蔵庫横に置いていた消火器を誤噴射させ、台所からリビングから、さらには廊下を経て階段まで桃色の消火器の粉を撒き散らしてしまい、泣きながら妻と後片付けをして、夕方呆然としながら銭湯に行った。

今年も個人的には大きな問題もなく一年が過ごせて良かった。
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by furomikan | 2013-12-31 23:59 | 銭湯 | Comments(0)

天空の蜂

東野 圭吾 (著)
★★★☆☆
内容紹介
奪取された大型ヘリが高速増殖炉の上空に!原子炉上でホバリングする爆薬満載の超大型ヘリコプタ-、遠隔操作するテロリストの脅迫に日本政府がくだした非情の決断とは。息もつかせぬ傑作長編サスペンス。

蒲田図書館でもらった文庫本で、去年の12月15日、東京都大田区仲六郷の六郷温泉で読み始めた。
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1995年の作品だが、東日本大震災の大津波後の福島第一原発の爆発をまるで予言するような内容に驚く。
理科系ミステリ、理系サスペンスの醍醐味を味わいながらカシコくなれる。
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by furomikan | 2013-12-30 23:59 | 読書雑記 | Comments(2)

措置五輪

来年の冬季オリンピック・パラリンピックの開催都市がロシアの「ソチ (Sochi)」であると聞いた時にすぐ「措置」を思い浮かべたので、皆も当然のようにそう思っていると思っていたのに、そうではないと知ってとても意外だった。
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by furomikan | 2013-12-29 23:36 | その他 | Comments(0)

ホテルローヤル

桜木 紫乃 (著)
★★★★☆
内容(「BOOK」データベースより)
恋人から投稿ヌード写真撮影に誘われた女性店員、「人格者だが不能」の貧乏寺住職の妻、舅との同居で夫と肌を合わせる時間がない専業主婦、親に家出された女子高生と、妻の浮気に耐える高校教師、働かない十歳年下の夫を持つホテルの清掃係の女性、ホテル経営者も複雑な事情を抱え…。

最低の小説、樋口毅宏氏の「民宿雪国」を思わせるタイトルだったが、こちらはすごく面白かった。
同じ一つのホテルローヤルが色々な時代でいろいろな人と関わりながら7つの短編の中に登場する。
最後から二番目の「星を見ていた」が特に面白かったな。
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by furomikan | 2013-12-28 23:59 | 読書雑記 | Comments(0)

地図を破って行ってやれ! 自転車で、食って笑って、涙する旅

石田 ゆうすけ (著)
★★★☆☆
内容紹介
旅は、時間の長さじゃない。一瞬一瞬の光る断片を、どれだけ拾っていけるかだ──!

ベストセラー『行かずに死ねるか! 』の著者が旅する日本全国、津々浦々。恩人との再会、きらきら輝く恍惚の味、魂を揺さぶる自然、そして、なくなってしまった街と人々の思い……。
やっぱり、自転車の旅はおもしろい!
日本各地で、出会い、発見、感動、恋(!?)がもりだくさん!
 1. 自分の住む世界をぐるりと一周してみれば――東京
 2. 切なさに酔う、水郷飲んだくれ小旅行――茨城
 3. 寄り道だらけの琵琶湖一周――滋賀県
 4. 鉄砲、森、温泉の島々――種子島・屋久島・口永良部島
 5. 龍馬になって旅をするぜよ! ――高知県
 6. 旅人が歌って踊る島――北海道
 7. 光と闇を見つめながら――熊本
 8. もういちど訪ねたい場所――岩手

世界一周自転車旅行をしている割には旅先のいろんなところで遠慮・躊躇・後退りをしてしまっている著者に好感が持てる。
でも、素泊まり宿に投宿した後で慎重に飲み屋を選び、ビールと冷やしトマトを注文してからの著者は全然違って、地元の方たちとの出会い・触れ合いを思う存分楽しんでやろうという人情ハンターに変わり、食って笑って、涙している。いいなー。
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by furomikan | 2013-12-21 23:59 | 読書雑記 | Comments(0)

自殺

末井 昭 (著)
★★★★☆
内容紹介
母親のダイナマイト心中から約60年――衝撃の半生と自殺者への想い、「悼む」ということ。伝説の編集者がひょうひょうと丸裸で綴る。笑って脱力して、きっと死ぬのがバカらしくなります。

「キレイゴトじゃない言葉が足元から響いて、おなかを下から支えてくれる。また明日もうちょっと先まで読もうときっと思う」――いとうせいこうさん

「優しい末井さんが優しく語る自殺の本」――西原理恵子さん

大人気連載、ついに書籍化!
世の中、自殺について醒めているような気がします。
おおかたの人は自分とは関係ない話だと思ってるんでしょう。もしくは自殺の話題なんか、縁起悪いし、嫌だと目を背けてる。
結局ね、自殺する人のこと、競争社会の「負け組」として片づけてるんですよ。
死者を心から悼んで、見て見ぬふりをしないで欲しいと思います。
どうしても死にたいと思う人は、まじめで優しい人たちなんです。(「まえがき」より)

赤瀬川原平さんの本でこの末井氏の名前を知り、気になる存在となっていた。
ここまでブッ飛んだ人だとは予測していなかった。
ちょっと変わった本を読んでみたい人と自殺してしまいそうな思いを捨て切りたい人にお薦めの本です。
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by furomikan | 2013-12-15 23:59 | 読書雑記 | Comments(0)

落語家の通信簿

三遊亭 円丈 (著)
★★★☆☆
内容紹介
落語家が、落語家を論評した初の本!
伝説の名人から大御所、中堅、若手まで53人を論評した「円丈による通信簿」。
落語家が高座では見せない心の葛藤から、「芸」の真髄まで、
落語界のしきたりなど裏話も交えて、いきいきと活写していく。
時に厳しく、時に愛情とおかしみを込めて──。
落語家ごとのおすすめ演目つき!

プロの落語家が同じプロの噺家をこんなにズバズバ批評するのは前代未聞、というか談志さん以外では極めて珍しいのではないかな。
談志さんの愛弟子である立川志らくさんの斬られ方が激しく、少し引いた。
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by furomikan | 2013-12-14 23:59 | 読書雑記 | Comments(0)

落語こてんコテン

柳家 喬太郎 (著)
★★★☆☆
内容紹介
当代きっての人気落語家が、地噺から艶噺、怪談噺に講談ネタまで熱く紹介する古典落語五十席。あらすじから聞き所、演じ手の苦心まで愛情たっぷり語り尽くします。

落語こてんパン」の続編。
大上段に構えていない噺を寄席の短時間の出番の中でさらっとやって、クスクスっと笑ってもらう。
こういうのが好きなんだ、ということが何度も書かれていて、そういうのエエな~と何度も思った。
なかなかいい本です。
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by furomikan | 2013-12-08 23:59 | 読書雑記 | Comments(0)

落語名人芸 「ネタ」 の裏側 ~秘蔵資料 三越落語会 十一名人の「感どころ」~

立川 志らく (著)
★★★★☆
内容(「BOOK」データベースより)
およそ半世紀ぶりに、奇跡的に発見!ファン必見のお宝初公開。昭和の名人芸が浮き彫りに!本人直筆で演目解説した“感どころ”の凄さ!

よく自画自賛をしているという印象が強い立川志らくさんの本なのであまり期待していなかった。
ところがこの本はワリカシ謙虚な姿勢で書かれており、名人たちの書いた「感どころ」に対しても濃やかな心遣いと独自の解釈で接して、プロが感じるプロへの思いを分かり易く解説してくれている。

私の大好きな金原亭馬生さんの章が最も楽しかった。

「馬生師匠の『ざるや』以上に面白い『ざるや』を聞いたことはありません。
今、『ざるや』を演るとすれば、珍しい噺ですと言って、つなぎに演る時間が七、八分しかないから演りましょうという印象のネタ。
それを 《リクツ抜きに笑って頂ければ》 と書いているところに余程の自信があったのでしょう。」

と書いている。
他の噺家が「与太郎」とするような人物を「意味不明な男」や「奇人」にして描いていく馬生師匠は面白い、と志らくさんが書いているのにもとても賛成。

1981年の『ざるや』の「なんか合わないなこの人」っていうセリフ、馬生さんの面白さはここにある!
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by furomikan | 2013-12-05 23:15 | 読書雑記 | Comments(2)