勝五郎の読書雑記

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漁師とおかみさん

グリム兄弟 (著), 寺岡恂 (翻訳), モニカ・レイムグルーバー (絵)
★★★☆☆
図書館の返却棚に気になる題名のグリム童話があったから借りて読んでみた。
割れ瓶の掘っ建て小屋に住んでいる漁師がある日釣り糸を垂れていると、魔法をかけられてカレイにされてしまったという王子を釣りあげた。理由を話して放してもらった王子カレイが、漁師の奥さん(おかみさん)の強欲な願いを次々に叶えていくというのが大筋で、結末は想像する通り。
ともかく「漁師とおかみさん」というタイトルの秀逸さだけが際立つ。
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by furomikan | 2013-10-31 21:10 | 読書雑記 | Comments(2)

落語家のようなもの 立川こしら論

南葵亭 樂鈷 (著)
★★★☆☆
内容(「BOOK」データベースより)
高座やCD「高速落語」で強烈に異彩を放つ立川こしら。もし師匠が立川志らくでなかったら、もし嫌いな兄弟子がいたら…果たしてこしらは落語家を続けていたのだろうか。「落語」は表現手段のひとつと言い切るこしら。江戸時代から続く落語界に、こんなにも稀有な存在の落語家がひとりぐらいいても、いいのかもしれない。

【立川こしら】
1975年千葉県生まれ。1997年5月、立川志らくに入門。
2001年5月、二つ目昇進、2011年11月、立川流真打トライアル試験に合格。
2012年12月、弟弟子・立川志ら乃と共に真打昇進。
また実業の別の顔としてデザインや映像製作を手がける会社〈第プロ〉を主宰。
無類のコーラ好きで知られ、手ぬぐいにはコーラのロゴをアレンジしたものがある。
真打昇進のニュースが流れた同時期、大師匠・立川談志が死去。こしらと志ら乃のみが、家元・談志の存命中に真打昇進が決まった孫弟子となった。

読んでいる途中からものすごくこのこしらさんの落語「のようなもの」が聞きたくなってきた。
「初天神」や「元犬」、「芝浜」などいくつかの口演が文字に起こされていたのを読むと、不思議な面白さがあった。
一風どころか二風、三風も変わっているこの人が気になる。
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by furomikan | 2013-10-30 07:23 | 読書雑記 | Comments(2)

動物園

橋口 譲二 (著)
★★★★☆

写真集の題名は「動物園」だが、写しているのは主に動物園に来ている人間。

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ベルリンやデリー、ソウルなどいろんな都市の動物園での人間模様。ため息が出るほどいい写真が数枚あった。
上野動物園の様子もあった。
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by furomikan | 2013-10-26 21:39 | 読書雑記 | Comments(2)

居眠り磐音 江戸双紙(2) 寒雷ノ坂

佐伯泰英 (著)
★★★☆☆
内容紹介
江戸深川六間堀、金兵衛長屋で浪々の日々を送る坂崎磐音。直心影流の達人だが、相も変わらぬ貧乏暮らし。仕事の口を求めて奔走する磐音に、暇乞いをした豊後関前藩との予期せぬ関わりが生じて……。
些事にこだわらず、春風駘蕩の如き好漢・磐音が江戸を覆う暗雲を斬り払う、著者渾身の痛快時代小説第二弾。

この二作目は、幼馴染の慎之輔や琴平を失った事件が、脱藩した豊後関前藩のとある一派の陰謀であることが分かり、その一派とのシビレる戦いが始まるという記念すべき巻。
「男はつらいよ」の第二作目が、ミヤコ蝶々の啖呵がシビレる名作であるのと同じだ。
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by furomikan | 2013-10-25 23:59 | 読書雑記 | Comments(0)

大事なことはすべて立川談志(ししょう)に教わった

立川 談慶 (著)
★★★★★
内容(「BOOK」データベースより)
立川談志の弟子だからこそ書けた師匠の才能、鋭さ、怖さ、優しさ…

慶応大学出だから「立川談慶」。

大学卒業後、大手企業のワコールに3年間勤めてから、18番目の弟子として談志に入門。
見習いから始めて前座になるまでにかかった期間が何と1年2ヵ月。
そこで初めて落語家としての前座名をもらったその名が「立川ワコール」。
本来の意味での落語家と言える二つ目になるまでにはさらにそこから9年半もかかった。

二つ目になるまでになぜそこまで時間がかかったかについてこの本は丁寧に書かれている。

あの有名な「冷蔵庫事件」の張本人がこの人だったのか。

読み進むうちだんだん好きになっていく。
談志さんが。

年末の真夜中3時に呼び出されてホウレンソウの冷凍保存処理をさせられるエピソードや近くの農家でキャベツをもらって来いと言われる話、誰かにタバコをもらって来いと言われる話・・・。

銭湯で背中の洗い方を教わる最後のエピソードには談志さんの本質が見事に表れている。
照れ屋でサービス精神が旺盛すぎる孤高の天才の屈折した心優しさが。

そういえば談慶さん、うまいこと言ってたな。
「志ん朝師匠はリズム、談志師匠は理詰め」
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by furomikan | 2013-10-23 23:33 | 読書雑記 | Comments(2)

落語こてんパン

柳家 喬太郎 (著)
★★★☆☆
内容(「BOOK」データベースより)
落語ブームの中心の一人として活躍する著者が自ら演じ、愛する古典落語についてつづった初エッセイ集。道潅、子ほめ、道具屋などの前座噺から、らくだ、心眼等の大ネタまで五十席のあらすじ紹介や解説はもちろん、演じる立場からみた作品論、やりどころや難しさのエピソードも満載。

<目次>
1. 道潅
2. 子ほめ
3. 道具屋
4. まんじゅうこわい
5. 粗忽の使者
6. 錦の袈裟
7. 反対俥
8. 按摩の炬燵
9. 初天神
10. 看板のピン
11. 転宅
12. 長屋の花見
13. 寝床
14. 提灯屋
15. ちりとてちん
16. 青菜
17. 目黒の秋刀魚
18. 棉医者
19. 野ざらし
20. 夢金
21. 寿限無
22. 元犬
23. 愛宕山
24. 松竹梅
25. 蟇の油
26. 長短
27 たちきり
28. 猫の災難
29. 千早振る
30. 動物園
31. 味噌蔵
32. 時そば
33. 二番煎じ
34. 蒟蒻問答
35. 浮世床
36. らくだ
37. 笠碁
38. 仏馬
39. 船徳
40. 心眼
41. たらちね
42. 家見舞
43. 掛取萬歳
44. ねずみ
45. 引越しの夢
46. 小言幸兵衛
47. うどんや
48. 百川
49. 不動坊
50. 竹の水仙

落語が根っから好きなんだなとよくわかる。
「時そば」は喬太郎さんにとっては「刻蕎麦」ではなく飽く迄も「時そば」で、それは最初に聞いた時の表示が「時そば」だったからというところにうなずいた。
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by furomikan | 2013-10-16 22:46 | 読書雑記 | Comments(2)

MSH12(身近にある 自然を 発見する 12人の会) つるん こするん みつけるん♪

新檜尾公園で行われた自然観察会。 (チラシ)
メタセコイヤの大きな陰が浮かぶ池で大人も子どもと一緒になってザリガニ釣りに勤しんだ。
秋の始まりに相応しい楽しい観察会だった。
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by furomikan | 2013-10-14 21:18 | その他 | Comments(3)

「このはなの日2013」の日のこのはなを流れる六軒家川

嬉ヶ崎橋、朝日橋、六軒家橋、春日出橋。
4本の橋が架かるロッケンヤガー。

パッと見上流がないと思わせる、そのやる気のない芸風が最近気になる。
今まで好きやと思ったこともないのに、楽しみながらこの辺りの町を盛り立てている若者たちのせいで好きになってきた。
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このはなの日 2013」は既に終了。
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by furomikan | 2013-10-13 23:59 | その他 | Comments(0)

ニッポン銭湯王国展 in ひょうご

ニッポンをこう描ききる勇気。
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黄色4号が入っていてもいい。
清涼飲料水「ヤポネ セーキ」が飲みたい。

ニッポン銭湯王国展 in ひょうご
10/20(日)まで尼崎で開催中。
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by furomikan | 2013-10-12 23:59 | 銭湯 | Comments(0)