勝五郎の読書雑記

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不思議面白古裂館

赤瀬川 原平 (著), 林 宏樹 (編集)
★★★★☆
内容(「BOOK」データベースより)
“ふしぎおもしろこぎれかん”へようこそ。なるほど、これが古裂の正体か。何だろう、この世界は…。赤瀬川原平氏も驚きの不思議古裂ワールド。

明治・大正・昭和の着物の生地の中には面白い図案のものもたくさん生み出されていて、それを平成の時代になって集めた人が、そのコレクションをかの赤瀬川原平にコメントしてもらったのが本書。
当時の人も、私たちとあんまり変わらないぐらいユーモアを持ち、心に余裕をもっていたことがよく判る。
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心に幅を持たせるこういう本が今後もたくさん出版されることを願う。
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by furomikan | 2012-06-30 23:59 | 読書雑記 | Comments(0)

大福湯(大阪市此花区西九条)

大福湯はフロント式で脱衣場と浴室はいつも清潔。
スチームサウナは高温で、チラーでよく冷やされた水風呂もすごく気持ちがいい。
煙突がないこの銭湯の燃料はガス。だから炭酸ガス風呂があり、冬は湯冷めしにくいのでいい。

でもこの銭湯で一番いいのは暦風呂となっている浅い気泡風呂で、ここのステンレスパイプのとても冷たい冷水枕の中で奏でられるガムラン音楽のような水の音である。
リズムがキチンとしており、幾重にも重なる水琴音がいい和音になっている。(女湯は未確認)
男湯の暦風呂のステンレスパイプに耳をあてにこの大福湯へ是非行ってくみてださい。
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by furomikan | 2012-06-29 23:59 | 銭湯 | Comments(2)

すべては今日から

児玉 清 (著)
★★★☆☆
内容(「BOOK」データベースより)
面白本を溺愛し、爽快に生きた“情熱紳士”が精魂込めて書き続けた日本人へのメッセージ。何事も「今日から」と前向きに生き続けた稀代の愛書家俳優が、流麗にして熱烈な語り口で書き遺したエッセイと書評を一挙収録。少年の頃からの読書人生、本と付き合う作法、絶対のお薦め本、家族、交友そして日本への思いまでを語った心を鼓舞する「遺言」。

婦人公論や現代、文藝春秋、てんとう虫、yom yom、波、梅家族、産経新聞、日本経済新聞、朝日新聞、読売新聞などに掲載してきたコラムを息子さんが中心になって編集したもの。
ほとんどが書評で、児玉清氏が読んできた滅茶面白本を延々と推奨され続けるような感じ。読みたくなる本が多すぎて、困ってしまう。伊藤左千夫の「野菊の墓」でも読んでみようかな。
息子さんがあとがきで詫びておられたが、同じエピソード(俳優になったキッカケについて)が多すぎる。
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by furomikan | 2012-06-22 23:28 | 読書雑記 | Comments(0)

I live in Edo.

立教大学時代、長島茂雄氏が英語のテストの時に
「I live in Tokyo. を過去形にしなさい」という問題に
「I live in Edo.」と答えたという、嘘かホンマかわからない話があり、私は好きだ。

家に帰ると末の息子が居間に貼っていた。
結局誰も来ないくせに。
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by furomikan | 2012-06-15 23:59 | その他 | Comments(0)

新緑の公園

朝からこんな道を自転車で走るなんて幸せだ!
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by furomikan | 2012-06-15 00:01 | 自転車 | Comments(2)

トーキョー・シスターズ

ラファエル・ショエル (著), ジュディー・ロヴェロ・カレズ (著), 松本百合子 (翻訳)
★★★☆☆
内容紹介
なぜ赤信号は渡らないの?
どうしてみんなキレイなの?
トーキョー女子たちのあたりまえな風景に魅了され、恋してしまった2人の仲良しパリジェンヌ。
「もっともっと知りたい」と好奇心の赴くままに取材するラファエル&ジュリーが見たニッポンとは。
ひとりカラオケ、コスプレギャル、殺気みなぎるファミリーセール。
知れば知るほどハマってしまうミラクルワールド。めくるめくラブホテルや合コン天国、驚きのセックスレス事情まで、フランス女子が見て感じて書き綴った「未知との遭遇」体験記。そんなふたりの結論は「ニッポン女子って、やっぱり素敵!」。

1974年生まれと1977年生まれのフランス人女性2名による日本人論。
こういう本はいつもかなり面白いのに、若い女性のファッションなどへの視点が多いためか今ひとつ乗りきれなかった。
でも最後の方の混浴温泉へ入るあたりは少し面白かった。
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by furomikan | 2012-06-14 22:18 | 読書雑記 | Comments(0)

カリコリせんとや生まれけむ

会田 誠 (著)
★★★★☆

先月、国立国際美術館に行った時に見た面白い絵(滝の絵)を描いた人が本も書いているのを知り読んでみたくなった。
芸術家というだけあって筋の通った主観をもち、また驚いたことに、それをうまく文章に表現する技量まで持っていたのでとても感心した。

絵も文章も好きになった。
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by furomikan | 2012-06-13 00:09 | 読書雑記 | Comments(0)

ムーン・パレス

Paul Auster (原著), 柴田 元幸 (翻訳)
★★★★☆
内容(「BOOK」データベースより)
人類がはじめて月を歩いた夏だった。父を知らず、母とも死別した僕は、唯一の血縁だった伯父を失う。彼は僕と世界を結ぶ絆だった。僕は絶望のあまり、人生を放棄しはじめた。やがて生活費も尽き、餓死寸前のところを友人に救われた。体力が回復すると、僕は奇妙な仕事を見つけた。その依頼を遂行するうちに、偶然にも僕は自らの家系の謎にたどりついた…。深い余韻が胸に残る絶品の青春小説。

自伝なのか殆どがフィクションなのかは分からないけど、読んでいて確かに面白かった。
自分のこれまでを淡々と語るように始まるこの小説は、一種映画でいうロードムービーのようなスタイルで、どんどん頭の中でそのシーンが勝手に浮かんでくる感じだった。

まさに、「深い余韻が胸に残る絶品の青春小説」。
その感想を持ち得たのは訳者の柴田元幸氏の仕事の質の高さに負うところが大きい。
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by furomikan | 2012-06-11 23:27 | 読書雑記 | Comments(0)

地球 - 金星 - 太陽

朝6時過ぎまでは曇りがちだった今朝の空から次第に雲が少なくなってきた。

次回は105年後と聞いたので、こないだ買った遮光グラスで太陽の前を横切る金星を見ようと朝から東の空を見ていたけど、なぜか遮光グラス越しに見る太陽はとても小さく、その太陽の中の小さな点である金星はもっと小さくて肉眼では金星の影が確認できなかった。

残念な心持ちで自転車に乗って会社へ向かう途中、下町の天文家という感じのおじいさんが天体望遠鏡を家の前に設置して金星の影を観察していた。
嬉しくなって声をかけて白い厚紙に映写される太陽と金星の姿を見せてもらった。
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私が立ち止まるとすぐに近くにいたおばさんや幼稚園へ向かう自転車の母子も同じように立ち止まり、みんなで白い画用紙を覗きこんだり携帯電話で写真撮影したりした。

その幼稚園児は、110歳くらいまで長生きすると次回の金星の太陽面通過が見られるね。
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by furomikan | 2012-06-06 23:26 | その他 | Comments(0)

バンフアッパーホットスプリングス(Banff, Alberta)

前々から入りたいと思っていたカナディアンロッキーにあるBANFF UPPER HOT SPRINGSについに入ることができた。

仕事が終わったのが夜の8時半頃で、それから路線バスに乗って、バンフの町が発展する起因となったこの温泉に向かった。寒い日で(翌朝のバンフの最低気温は摂氏2度)、しかも飛行機での移動と仕事の疲れが溜まっていたのでワクワクしながら入り口で入場料の7.3カナダドルを支払おうとしたら「今日は特別料金だ。というか水温が少し低いので1ドル割引きの6.3カナダドルだよ」というので少し喜びながら支払いを済ませ、温泉の水温を聞くと摂氏37度。42度くらいの湯に浸かりたかったので少し気落ちしたが、ともかく水着に着替える。
思ったよりもぬるくはなくホッとしながら文庫本を開く。

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この写真の撮影時間は夜の9時27分。緯度が高いので日の入りはこの時期午後9時40分くらい。

小一時間ほど浸かって体中の疲れを排出してからホテルのあるダウンタウンへ戻ることに。
帰りの路線バスの時間に合わせて温泉を出たのであんまり待ち時間もなく帰ることができる状況だったが、バス停へ向かう途中にダウンタウンへ向かう車が何台か通りすぎようとしていたので試しにヒッチハイクしてみると運良く2台目が拾ってくれた。
「アンタさっき温泉で読書してただろ?」と聞いてきたのはカルガリーで働くカナディアンの兄ちゃんで、助手席ではアジア系の彼女が迎えてくれた。
走りだして2分後くらいにそのアジアガールが助手席の足元に手を伸ばしながら探しものをしているので、その後ろの私も助手席の下あたりを探ってみると小さなタッパーがあったのでそれを運転しているカナダ人兄さんに渡すと、照れ隠しするような、バツ悪そうな感じで受け取り、「これは実はマリファナなんだ・・・」と言いながら彼女とふたりで笑ってごまかそうとしていた。
悪いけど、気のいい二人だった。
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by furomikan | 2012-06-03 21:59 | Comments(0)