勝五郎の読書雑記

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人のセックスを笑うな

山崎 ナオコーラ (著)
★★★★☆
19歳のオレと39歳のユリ。歳の離れたふたりの危うい恋の行方は? 年上の女性との恋愛をまったく新しい文体で描いたせつなさ100%の恋愛小説。全選考委員がその才能を絶賛した第41回文藝賞受賞作!
「山崎ナオコーラ氏には、天賦の文才が宿る。思わず嫉妬したくなる程の才能。」(田中康夫氏)
「この作品について書くべきことはほとんどない。わたしは読んでいて、ひたすら楽しかった。」(高橋源一郎氏)

題名の悪さに反して文章は嫌味が全くなく楽しく読んだ。
猪熊さんはすべてを見透かしているようで、本当は超鈍感なのだろう。
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by furomikan | 2012-04-29 23:59 | 読書雑記 | Comments(0)

天王寺動物園

今日は天気が良かったので子ども抜きで久しぶりに動物園に行った。
一番可愛らしかったのは去年の10月に生まれたブラッザグエノンの赤ちゃん。
長いシッポが気になるのか、そのシッポをくわえながら檻の中を飛び跳ねる様子が微笑ましい。
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by furomikan | 2012-04-24 23:16 | その他 | Comments(0)

風呂ンティア

4/22(日)の晩にテレビで、自宅の浴室の壁に富士山を描く「風呂ンティア」という取り組みをしている人のことをやってた。
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by furomikan | 2012-04-23 23:59 | 銭湯 | Comments(2)

アメリカ彦蔵

吉村 昭 (著)
★★★☆☆
内容(「BOOK」データベースより)
嘉永三年、十三歳の彦太郎(のちの彦蔵)は船乗りとして初航海で破船漂流する。アメリカ船に救助された彦蔵らは、鎖国政策により帰国を阻まれ、やむなく渡米する。多くの米国人の知己を得た彦蔵は、洗礼を受け米国に帰化。そして遂に通訳として九年ぶりに故国に帰還し、日米外交の前線に立つ―。ひとりの船乗りの数奇な運命から、幕末期の日米二国を照らし出す歴史小説の金字塔。

吉村昭氏の名作「漂流」の長平たちは無人島に流れ着き、三浦綾子の「海嶺」の音吉たちは北米に流れ着いた。
今回読んだ「アメリカ彦蔵」の彦蔵(彦太郎)たちは洋上でアメリカの商船に助けられたくさんの人たちの善意を受けて生き残ることができた。
この善意が生やさしいものではなく、異国の見知らぬ平たい顔族の彦蔵に徹底的に施されて、施されまくる。
この善意を彦蔵は徐々に期待し、受けられて当たり前と感じているのではないかと思ってしまうくらいどんどん享受していくところが少々悲しい。

でも横浜村で攘夷の過激派にビビりまくったり、郷里姫路の貧しい様子に落胆したりする様子に可笑しみを感じる。
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by furomikan | 2012-04-22 20:58 | 読書雑記 | Comments(0)

稲荷湯(大阪市此花区梅香)

数年前にデイサービスに転身したので、現在は銭湯ではない。
一度だけ入ったことがあるが、タイル絵があったことを覚えていなかった。
ラッキー植松さんの話しによると、かなり立派な金閣のタイル絵があったというので、その記憶が無いことが悔しかった。

それだけすごいタイル絵なら、ひょっとしてデイサービスになった今でも残っているのではないかと今日考え及んで早速行ってみた。

入口を入って声をかけていたが、吹奏楽団の「川の流れのように」の演奏が聞こえるだけで、声が届かない。
仕方ないので勝手に靴を脱いで演奏の聞こえる方へ行ってみると店の人の他にも大勢の人が演奏を聞いていた。
不躾ではあったが店の人に声をかけ事情を話すとタイル絵は今も残っており、見てもいいし写真をとってもいいと快く応えていただけた。
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想像以上に立派なタイル絵に驚き、感嘆した。
小さなタイルを何十万個も使った上品な作品で、銭湯のタイル絵でこれ以上大きなものは見たことがない。
最近、どうしても目地に目が行ってしまうのだが、とてもきれいな状態だった。
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このタイル絵は向かって右側の浴室のもので、反対側にも同じ金閣のタイル絵があったが、今そこはデイサービス客用の浴室に変わっていて、その入口には暖簾が今もかかっている。
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タイル絵の残っている側は今回演奏会が催されていたようにいろんなイベントにどんどん使ってもらいたいと仰っていた。
今日はいいものを見せてもらえました。
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この近くにはアーティスト集団「コノハナメヂア」が拠点を構えていて、町の所々にアートを咲かせている。
どういう活動内容かはよく知らないが、頑張って!
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by furomikan | 2012-04-21 22:57 | 銭湯 | Comments(0)

ぶた にく

大西 暢夫 (写真・文)
★★★★★
内容(「BOOK」データベースより)
お肉はどこからやってくる?お米や野菜は、どうやって育つかを知っている。でも、ぶた肉がどうやって食卓へあがるのかは知らない。鹿児島のある豚舎を追った、ドキュメンタリー写真絵本。小学校中学年~おとなまで。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
大西 暢夫 1968年東京に生まれ、岐阜で育つ。東京綜合写真専門学校卒業後、写真家本橋成一氏に師事。その後、フリーのカメラマンとして独立。2003年『おばあちゃんは木になった』(ポプラ社)で第8回日本絵本賞受賞。映画監督作品『水になった村』2007年で第16回地球環境映像祭最優秀賞受賞

本の題名は「ぶた」ではなく「ぶた にく」。
著者が師事した本橋成一氏の写真集も面白かったが、この本もすごく面白い。
(本橋成一氏の本 「屠場」 「サーカスの時間」 「昭和藝能東西」 「上野駅の幕間」)

鹿児島の黒豚が1年に2~3回出産し、1回に10匹くらいの子どもを産んで、それを4年くらい繰り返すこと。
生まれたての子豚の体重は約1.2kgで、1週間~10日ぐらいで倍の重さになること。
母豚には14個くらいの乳があり、それがきれいに並んでいる豚が母豚として残されること。
生まれて2日ほどでそれぞれのマイ乳が決まること。(強い子豚がよく乳の出る乳首を確保)
などなど・・・。

その他いろいろな知らなかったことが、たくさんのかいらしい写真とともに次々に現れる。
こどもの絵本のような本なのであっという間に終わってしまうが、突然、予想外に面白い本に出会えてハッピーだった。
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by furomikan | 2012-04-19 01:22 | 読書雑記 | Comments(0)

漂流記の魅力

吉村 昭 (著)
★★★☆☆
出版社/著者からの内容紹介
日本にはイギリスの海洋文学にあたるものがない、といわれてきたが、江戸時代に漂流して帰還した者たちから聴取した、何作もの「漂流記」こそ、日本独自の海洋文学ではないのか。ここに、1793年、奥州石巻を出港し、難破してロシア極東沿岸に漂着した「若宮丸」の漂流聞書き『環海異聞』がある。極寒の辛苦に耐えてロシアに10年、生き残った津太夫ら四人の水夫は、鎖国日本へ開港を促すロシアの使節船に乗船し、日本人初の世界一周の旅に出る。夢に何度も見た故国の地を踏んだ彼らを待っていたのは、厳しい取り調べだった。しかし、彼らは『環海異聞』という貴重な証言を残してくれた……。
これまで、六篇の「漂流小説」を書いてきた私(著者)は石巻に赴き、200年前、「若宮丸」が出発したかもしれない港を遠望する高台に立ち、深い感慨にふけるのである。

ロシアに流れ着いた「若宮丸」の船乗りたちの小説を吉村昭は書きたかったに違いない。
しかし小説家として自分に残っている時間と他の書きたい題材とを検討した結果、小説にまで仕上げるまでの時間は費やせないと判断し、この本のような形で残すことにしたんだと思う。
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by furomikan | 2012-04-18 23:13 | 読書雑記 | Comments(0)

高砂湯(高砂市高砂町船頭町)

4月1日の姫路の白浜温泉でのタイル貼り作業の帰りに連れて行ってもらったのがこの高砂湯。
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下足箱の奥にある便所のガラス窓がハート型でかわいらしい。
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脱衣場の全てのものが古めかしく、強烈に郷愁をそそる。
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今、猛烈に再びこのお風呂に入りたくなってきた。この脱衣場におりたい。
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by furomikan | 2012-04-17 22:25 | 銭湯 | Comments(0)

すべて真夜中の恋人たち

川上 未映子 (著)
★★★☆☆
内容説明
<真夜中は、なぜこんなにもきれいなんだろうと思う。
それは、きっと、真夜中には世界が半分になるからですよと、いつか三束さんが言ったことを、わたしはこの真夜中を歩きながら思い出している。>
入江冬子、34歳のフリー校閲者。人づきあいが苦手な彼女の唯一の趣味は、誕生日に真夜中の街を散歩すること。友人といえるのは、仕事で付き合いのある出版社の校閲社員、石川聖のみ。ひっそりと静かに生きていた彼女は、ある日カルチャーセンターで58歳の男性、三束さんと出会う・・・。

あまりにも純粋な言葉が、光とともに降り注ぐ。
いま、ここにしか存在しない恋愛の究極を問う衝撃作。

主人公の入江冬子があんまり魅力的に描かれていないのはまあいいとして、その主人公が心惹かれる三束さんという男性がこれまた全く魅力的で無く、「何でや?」と感じたが、主人公とその友人石川聖とのスリリングな会話が少し楽しめた。

小説家というのは心の内面のことをいろいろと書き綴っていくのが仕事とはいえ、よくもまあこんなにたくさんの量の内面を職人のようにいろんな例えを駆使して書けるなと感心した。
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by furomikan | 2012-04-17 21:50 | 読書雑記 | Comments(0)

日本人なら知っておきたい日本文学

蛇蔵 (漫画・原案), 海野 凪子 (エッセイ)
★★☆☆☆
内容紹介
紫式部、藤原道長、菅原孝標女、鴨長明……
「名前だけ知ってるあの人」が大好きになる教養コミック!
累計140万部突破のベストセラー『日本人の知らない日本語』著者、待望の最新刊!!

『日本人の知らない日本語』、『日本人の知らない日本語2』が累計140万部のベストセラーとなった著者の、待望の最新作です。 日本文学上の有名人である「清少納言・紫式部・藤原道長・安倍晴明・源頼光・菅原孝標女・鴨長明・兼好・ヤマトタケル」の9人について、一般にあまり知られていない人物像をマンガで紹介します。笑ったり共感したりするうちに、古典そのものに興味がわく教養コミックです。

これ読めばこの本に出てくる「源氏物語」や「更級日記」などが読みたくなって来るかなと思って手に取った。
しかしそこまで魅力をあぶり出してくれなかった。
『日本人の知らない日本語』、『日本人の知らない日本語2』が面白かっただけに残念。
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by furomikan | 2012-04-17 21:01 | 読書雑記 | Comments(0)