勝五郎の読書雑記

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自宅の風呂に富士山

去年の12月初めに届いた富士山のペンキ絵を年末の大掃除後の自宅の浴室に飾った。
この絵は現在日本にたった二人だけとなった浴場背景画絵師の中島盛夫氏のもので、
 (1) 富士山の絵を描いて欲しい
 (2) 桜の木を入れて欲しい
 (3) 富士の稜線に雲を被せないで欲しい
という3つの希望を伝えて描いてもらった。

絵の到着から設置までに時間がかかったのは、どのようにタイルの壁にこの絵を貼ろうかと悩んだためで、それは結局、ライターで熱すると溶けて結構な強度の粘着力が出るゴムのような固形接着剤が裏面に付いている金属フックをコーナンで見つけて取り付け、解決した。

家族にも好評だ。
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by furomikan | 2012-01-29 00:35 | 銭湯 | Comments(0)

永遠の0 (ゼロ)

百田 尚樹 (著)
★★★★☆
内容(「BOOK」データベースより)
日本軍敗色濃厚ななか、生への執着を臆面もなく口にし、仲間から「卑怯者」とさげすまれたゼロ戦パイロットがいた…。人生の目標を失いかけていた青年・佐伯健太郎とフリーライターの姉・慶子は、太平洋戦争で戦死した祖父・宮部久蔵のことを調べ始める。祖父の話は特攻で死んだこと以外何も残されていなかった。元戦友たちの証言から浮かび上がってきた宮部久蔵の姿は健太郎たちの予想もしないものだった。凄腕を持ちながら、同時に異常なまでに死を恐れ、生に執着する戦闘機乗り―それが祖父だった。「生きて帰る」という妻との約束にこだわり続けた男は、なぜ特攻を志願したのか?健太郎と慶子はついに六十年の長きにわたって封印されていた驚愕の事実にたどりつく。はるかなる時を超えて結実した過酷にして清冽なる愛の物語。

戦時中、日本海軍の零戦乗りだった祖父に関わりのあった元兵士・下士官・士官を訪ねていく姉と弟。
最初、臆病者・卑怯者と思えた祖父が、何人もの人に会っていくに従って、その知らなかった部分が徐々に明らかになっていく。

単調な構成であるがグイグイ読者の私を引っ張っていった。特に後半。
敵である米軍兵士の回想がプロローグとエピローグに入っていて物語全体を引き締める。

百田さんの小説の中では一番面白かった。
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by furomikan | 2012-01-28 17:00 | 読書雑記 | Comments(0)

まち歩き&銭湯ミニツアー「関西てくてく銭湯」此花ツアー

先週の土曜日、まち歩き&銭湯ミニツアー「関西てくてく銭湯」の此花ツアーに案内人として参加してきた。
雨の中だったが、此花区の伝法の下町をお風呂好きの皆さんと一緒に楽しく歩いてすごく楽しかった。

このたこ焼きは7個で50円。素朴なおいしさ。
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なんとも味のあるお好み焼き屋さん「福島」。
モダン焼きはソバの代わりにうどんをいれてもらうこともできて、これに醤油をかけて食べると旨い!
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ご参加の皆さん、ありがとうございました!
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by furomikan | 2012-01-25 23:19 | 銭湯 | Comments(0)

九重湯(京都市南区東九条南山王町)

今日は久しぶりに神戸ポタリングクラブのポタ会に参加してきた。
去年、妻と箕面~高槻まで自転車で走ったが、西国街道のその続きである高槻~京都を走った。

朝10時に高槻駅集合していきなりコーヒー店へ向かったのにはちょっとびっくりしたが、これだけ脱力的なポタリングもまた乙であった。(開店前のコーヒー店前)
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阪急大山崎駅近くのイタリアンレストランでうんまいパスタランチを食し、その後、桂離宮近くの和菓子店「中村軒」の中庭の見える和室でこれまた乙な和菓子「麦代餅(むぎてもち)」や白味噌のみたらし団子などを食した。
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ポタリングクラブ部長のSpeeding Tikitという自転車に乗らしてもらったら小さいタイヤなのによく走るので驚いた。
悔しいけど今の自転車をこれに取り替えたくなってしまった。
(今回、6人の参加者のうち4人がtikitだった。もう一人のブロンプトンという自転車もイイ!)

解散後、いつものように銭湯へ。
前回の京都でのポタリングの時は東寺そばの日の出湯へ入ったが、今回は京都銭湯部の部長さんが南区の銭湯の中でもう一つお薦めしていた九重湯に行くことにした。
営業は4時からだが、着いたのは3時過ぎ。時間つぶしに周りの銭湯を見て回った。
大正湯から辻湯に向かう途中で九条湯という貫禄のある銭湯を見つけたが、残念ながら廃業していた。
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松湯を探しだすのには苦労したが、最後に目指した菊湯はついに発見出来なかった。

4時前になったので九重湯へ。
手前にある八百屋さんはなるほど懐かしい感じだった。(左上の電信柱の右に見えるのが九重湯の煙突)
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九重湯はなんと明治元年(1868年)の創業で、二階に見えている部分の建物はその当時のままだという。
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ここには「人間洗濯機」という珍しい浴槽がある。
どんなもんやと期待したが湯の回転する力は「洗濯機」という言葉から予想した程には強くなかった。
でも浴槽の中心に臀部を起き、腹筋を使って体をV字型にするとゆっくりではあったが何とか体が旋回したので嬉しかった。
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でもここの銭湯で一番いいのは、創業四代目のオッチャンである。(オッチャンといってももう80歳だそうです。)
自転車が心配なので、入る前にオッチャンに声をかけると「大丈夫!絶対盗られへん。オッチャン、60年お風呂やってて盗られたこと無い。大丈夫やって!」とおっしゃるのでその言葉を信頼し、鍵をかけただけで外に置いておいた。

男湯側の脱衣場で立っているオッチャンにお風呂代を渡すと「遠来のお客さんにはタオルと石鹸はサービスや!」と言ってその2つを無料で貸してくれた。もちろん自分でも用意していたが有り難く使わせてもらった。

上述の通り人間洗濯機や井戸水を掛け流しにした上質の湯をたっぷり楽しんでからまた脱衣場でオッチャンとの会話を楽しんだ。
菊湯のことを聞いてみると、そこもオッチャンが経営していた銭湯で、今は跡地に集合住宅が建っているとのことだった。

帰り際、明日1月15日に三十三間堂で行われる「通し矢」を見に行く予定だという東京からの若いお客さんにも「遠くから来てくれたからタオルと石鹸はサービスや」とニコニコして言っておられた。
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(写真には頭上の神棚を入れるよう指示があった。奥の左上の壁に貼ってあるのは福山雅治のサイン色紙。男湯側にはシャンプーハットのサインが貼ってあった。)

風呂上り、外に出てみると私の自転車の前にお客さんや自宅の自転車を砦のようにして置いてくれていたのが見えて、オッチャンの心優しさに胸を打たれた。
オッチャン、おおきに!ずっとお元気で!!
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by furomikan | 2012-01-14 23:15 | 銭湯 | Comments(4)

つげ義春初期傑作長編集 (第1巻) 「忍者秘帳 上」

つげ義春 (著)
★★★☆☆
出版社/著者からの内容紹介
「つげ義春」幻の長編劇画、『忍者秘帳』待望の初復刻!!

著者自らが封印し、つげファンの間で長きにわたり伝説と化していた長編時代劇画『忍者秘帳』全4巻が、今回ついに初の単行本化!! 後のつげ義春からは想像もつかない劇画エンターテインメントの超傑作!! 23歳の著者の野心と息吹きが色濃く感じられる、“いまだ誰も知らなかった”もうひとりのつげ義春が、ここにいる!! 伝説の第1巻、第2巻を収録。――(解説・高野慎三)

「ねじ式」や「ゲンセンカン主人」などの作風とはまったく異なり、白土三平の「忍者武芸帳」人気を後追いしたような作品。
続きを読みたかったが、大阪市立図書館にも府立図書館にも2巻目以降がないので、盲人剣士が塚原卜伝に出会ったところでおしまいである。
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by furomikan | 2012-01-08 11:18 | 読書雑記 | Comments(0)

八木温泉(大阪市此花区伝法)

再来週の1/21(土)にある、まち歩き&銭湯ミニツアー「関西てくてく銭湯」の伝法ツアーの下見に今日も行ってきた。

今日の収獲は今では珍しい貸本屋をコース内に見つけたこと。
伝法2丁目にある「レンタルブック こだま書房」がそれ。
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店内には漫画の単行本がたくさん並んでいた。
お客さんは年々減っているようで、「銭湯と同じですね・・・」というと「そうやね~」と女性の店主さんが仰っていた。
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下四段に少し傾斜がかかっている書棚の角のアール部分がすごく素敵だ。
特に下の二段が愛おしい。
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1冊の借り賃は80円~100円くらいで、借りられる日数は借りる冊数により異なる。
4冊以内の場合は翌日返却だが、土曜日なら日曜日が定休日なので月曜日まで借りられる。
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2時間ほど歩いてから、ツアーのコース外にある八木温泉に久しぶりに入りに行った。
銭湯の建物に貼り付くように伸びる四角い煙突がいい。
月も綺麗だった。
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久しぶりに八木温泉に入って驚いたのは主浴槽がすごく広かったことだ。
庚申湯のかなり大きい主浴槽よりもひと回り大きかった。(でも浅い。)

その浴槽の縁の腰掛けで気持ちよさそうに眠っている常連のおじいさんが風呂屋のおばちゃんに「そんなことしてたらのぼせるよ!」というような感じで怒られているのを、私は湯上りの脱衣場で眺めていた。
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あ~、お風呂屋さんはじつに気持ちがイイ!
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by furomikan | 2012-01-07 21:49 | 銭湯 | Comments(0)

路地裏温泉に行こう!

小林 キユウ (著)
★★★☆☆
内容(「MARC」データベースより)
安い、早い、ウマい! 路地裏温泉は温泉界の讃岐うどんである! 湯量豊富な温泉街にひっそりと存在する、共同湯、外湯を「路地裏温泉」と勝手に名づけ、のんびりぶらぶら、ゆるゆる~っと、アルバムでご紹介。

温泉町の小さな銭湯の体験記。(ただし「銭湯」といっても無料の温泉もたくさんあった。)
防水デジカメを浴室まで持ち込み、湯船に浸かって目の位置で入浴客を無断で撮影しているのを本にしているところが少し気になったが、テーマが温泉・銭湯なのでワリト楽しく読んだ。
全くの素人文体なので一行一行読むごとに文章に違和感を感じ、さらに職業が「写真家」と書いている割にはピンボケの写真も多いのが気になった。

草津温泉に行ってみたくなった。
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by furomikan | 2012-01-05 22:21 | 読書雑記 | Comments(1)

ギンギラ★落語ボーイ

三遊亭 白鳥 (著)
★★★★☆
内容(「BOOK」データベースより)
主人公は若手落語家の銀月亭ピョン太。古典落語への愛は人一倍だが、仕事がなくて超貧乏、売れない焦りと仲間への嫉妬に暮れる毎日。「畜生っ!なんであいつが人気あるんだ…」。ピョン太はホンモノの落語家になれるのか!?現役落語家だけが書けるエンタテインメント芸道小説。一〇〇本以上の新作落語を作った稀代のストーリーテラーによる初めての長編。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
三遊亭 白鳥
1963年、新潟県上越市生まれ。日本大学芸術学部卒業。高校時代はラグビー部、大学時代は空手部と童話絵本研究会に所属、落語と関係ない学生生活を送る。1986年、三遊亭円丈に入門。2001年、真打に昇進。新作落語を自ら作り、その数は百本以上になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

全然予備知識なくこの本を手に取った。
最初はエッセイと思っていたが、1ページ目を読んでいる途中でそうではないとわかり、もう少し読み進むうちに小説だと分かった。

中盤、予想していなかったような展開になるが、著者の筆力により何とかリアリティが維持されたまま結末まで運んでいってもらえた。
読んだあと、前座噺をじっくり聞きたくなってくる。
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by furomikan | 2012-01-04 20:54 | 読書雑記 | Comments(0)

2012年の初風呂 ~ 深井中央温泉(堺市中区深井北町)2

今年の初風呂は堺にある名銭湯「深井中央温泉」でいただいた。
おかみさんとご主人さんに挨拶をしたあと、このブログに時々書き込みしていただいている北河内さんにも偶然お会いできたし、東京から来られた堺出身の銭湯ファンの方ともお話ができた楽しい初風呂だった。

今日は男湯浴室の天井に名物(?)の棺桶風呂が天から舞い降りてきた形跡が残っているのを発見した。
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by furomikan | 2012-01-02 21:37 | 銭湯 | Comments(4)