勝五郎の読書雑記

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全貌ウィキリークス

マルセル・ローゼンバッハ (著), ホルガー・シュタルク (著), 赤坂 桃子 (翻訳), 猪股 和夫 (翻訳), 福原 美穂子 (翻訳)
★★★☆☆
内容(「BOOK」データベースより)
門外不出の戦争日誌や外交公電など、各国政府のトップシークレットを次々と暴露する、前代未聞の内部告発組織ウィキリークス。本書の著者2人は、以前からこの組織を取材し、創設者ジュリアン・アサンジの信頼を勝ち取った、独「シュピーゲル」誌のトップ記者である。密着取材を許され、ウィキリークスのメディア・パートナーとして活動を共にする2人。彼らはこの組織の「偉業」だけでなく、謎に包まれたシステムの意外な脆さ、そしてアサンジがひた隠す数々の汚点をも浮き彫りにしていく―。いま世界でもっとも注目される組織のすべてに迫る、決定版ドキュメント。

1971年7月3日生まれのこのオーストラリア人インターネット活動家はかなりIQが高く、攻撃的な性格であることが分かった。ヒッピーのような母親といろんな継父の元を転々とし、結局は逃げるようにふたりで暮らしだした後、頼んで買ってもらったパソコンに没頭し、ハッカーになれるまで腕を上げていく。

スウェーデンで二人の女性に性的暴行を加えたという容疑で拘束されているようだが、これはIMFの専務理事の件とは性質がかなり違っているようだ。(要するにハメられた)

米国政府・米国軍などにケンカを売る度胸はちょっと異常。

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by furomikan | 2011-05-29 21:21 | 読書雑記 | Comments(0)

千成湯(大阪市福島区野田)

痛恨。

今まで10回ほどしか入りに行ったことがないが、自宅から3番目くらいに近いこの銭湯が廃業だと知ったのはその二日後。

身近な人が亡くなった時に受ける衝撃と同じ感覚が自分の中に現れたのは意外だった。
有志による「ありがとうイベント」があったので行ってきた。
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お湯の入っていない湯船は遺骨を見ているようだった。
小舟が浮かんだ浜の風景のタイル絵がある露天風呂に最後にもう一度入りたかった。
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by furomikan | 2011-05-28 23:59 | 銭湯 | Comments(0)

落語ファン倶楽部 Vol.11 ~よくわかる落語家カタログ123名~

笑芸人 (編集)
★★★☆☆

<内容紹介>
これぞ完全保存版! 東西の落語家123人、個性的な面々の魅力、経歴を伝えるテキストに、手拭い、色紙、定紋も併せて掲載 ! かつてない大量の図版による、驚くべき充実した内容の落語家カタログ。演芸ファン必携の一冊!

いろいろな落語家の高座だけでなく楽屋や私生活その他についても熟知しているライターが書いているようで、まずまず読んでいて面白かった。
こういう落語の本を読むと落語を聞いたり観に行きたくなる。

ちょっと先やけど、林家たい平さんを観に行こう。笑点に出ているというだけで、何か面白く無さそうな印象を持ってしまうが、そんな先入観を持ってはダメですね。(実際、桂歌丸さんの竹の水仙や三遊亭小遊三さんの大工調べなどをCDで聞くとなかなかいい!)

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by furomikan | 2011-05-22 12:39 | 読書雑記 | Comments(2)

生きるってなんやろか?

石黒 浩 (著), 鷲田 清一 (著)
★★★☆☆

最近ちょくちょく自分そっくりのロボットと並んだ黒シャツのオッサンの写真を見かけると思ったら、この本の著者のひとり(石黒浩氏)がそのオッサンだった。

本を読むとこの人は大阪大学の教授で真剣にアンドロイドを作ろうと腐心している研究者だった。この本はその阪大の総長である哲学者との対談中心に構成されており、なかなか深い考察が盛り込まれているようだったが、難しすぎてきちんと理解できなかった。
人間の心までもロボットに実装させようとすると「ロボットの研究」=「人間の研究」に突き当たり、哲学もその研究範囲に入ってくるという。

「ファッションは魂の皮膚だ」と説く鷲田氏のファッション論も面白かった。
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by furomikan | 2011-05-21 12:34 | 読書雑記 | Comments(0)

豊湯(大阪市此花区春日出北)

2週間ほど前、久しぶりに入りに行った此花区高見の末広湯が休業していた。
(貼り紙には「休業」の二文字)

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通りがかりの近所の人に聞くと一ヵ月ほど前から暖簾が出ていないという。「ボイラーが故障したのかも・・・」と言っていた。
(先週、気になったので電話で尋ねてみると、「医者からまだ止められてんねん。いつ再開できるか分からん」とおじいさん。)

仕方なく43号線の西側の豊湯へ。ちょうど回数券が切れていたのでここで回数券(10枚3,800円)を買ったら牛乳石鹸を1個サービスしてくれた。ありがとう、若い方のおかみさん!

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by furomikan | 2011-05-20 23:17 | 銭湯 | Comments(0)

ブラック・ジャック (5)・(6)

手塚 治虫 (著)
★★★★☆

子どもの時に少年チャンピオンでよく読んだブラックジャック。
30年ぶりくらいに読んでみようかと思って手に取ったのがこの2冊。

ピノコ誕生の話やドクターキリコとの話、メスを研ぐ鍛冶師の話に医師免許(日本医師連盟との戦い)の話など、割と重要な物語が多く入っているような気がした。
メスの研ぎ具合が凄すぎて、試しにスパッと切ったひょうたんが再びピタっとくっ付くカットは全く記憶からこぼれていなかった。
その他、舌でソロバンを弾く話や新幹線の振動で手術ができない話、3人が閉じこめられたエレベーターの中で酸欠になる話や大きな鹿(ナダレ)が出てくる話など今でも記憶に残っている話が実に多い。

ブラックジャックは手塚漫画では火の鳥に並ぶ名作だ。
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by furomikan | 2011-05-19 00:12 | 読書雑記 | Comments(0)

もう、家に帰ろう

藤代 冥砂 (著/写真) , 田辺 あゆみ (モデル)
★★★☆☆

3月に読んだ「クレーターと巨乳」の著者は本来は写真家で、これは自分の奥さんを撮ったもの。
見ているこちらが照れてしまうほど奥さんを愛しているのがよく分かる。それは写真1枚ずつに付けられている短文からも窺える。
とても微笑ましく好感が持てる写真集。
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by furomikan | 2011-05-18 23:35 | 読書雑記 | Comments(0)

上野駅の幕間

本橋 成一 (著)
★★★☆☆

昔は大阪駅だってこんなだった。
梅田の地下街もかなり怪しかった。
阪神百貨店の裏手などもかなりなもんだった。
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by furomikan | 2011-05-17 00:23 | 読書雑記 | Comments(0)

昭和藝能東西

本橋 成一 (著)
★★★☆☆

<内容紹介>
その時、日本は高度経済成長の全盛期にあった……。
時代の中で盛衰をくり返した「芸能」の世界に見る「昭和」のもう一つの貌。
【内容】
伊勢大神楽
本川神楽
河内音頭とにわか
秋田万歳
国東の琵琶法師
大相撲巡業
寄席芸人
浅草木馬館
大衆演劇
桜まつり
チンドン屋
紙芝居
小人プロレス+女子プロレス
のぞき部屋
ショータイム
キャバレー
◎あとがき対談「藝能思い出語り」小沢昭一・本橋成一
この写真集は汚いんだよ…。汚い美しさというか、汚い魅力があるのが好きなんだ。
きれいに撮るのはいくらでも撮れる。そうじゃなくて、人生の深さを撮るって言うのかな、そういうところが、この写真集の素晴らしさなんですよ、ほんとに。(あとがき対談「藝能・思い出語りより」小沢昭一・談)

この写真集の大相撲巡業の所を見ていると、大相撲は神事で興業ではあるものの、スポーツなんていう気が全くしない。
しかしこの写真集の北の湖はなんてカッコいいんだろう。
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by furomikan | 2011-05-17 00:19 | 読書雑記 | Comments(0)

サーカスの時間

本橋 成一 (著)
★★★☆☆

残念ながら子どもの時にサーカスに連れて行ってもらったことがない。
初めてのサーカスは大人になってから見たシルク・ドゥ・ソレイユだが、あまりに表面的でキレイすぎてつまらなかった。

1976年~1980年の5年間に撮られた、サーカス一座と動物たちの生活の風景を切り取ったこの写真集にはサーカスの本質である悲しみが見事に溢れていて、シルク・ドゥ・ソレイユよりも強く印象に残りそう。
しかし悲しみが溢れているのはサーカス団だけではなく、私の暮らしも同じだ。
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by furomikan | 2011-05-16 23:57 | 読書雑記 | Comments(0)