勝五郎の読書雑記

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柳家喬太郎 『綿医者』 @ TORII HALL

柳亭市馬・柳家喬太郎 二人会 @ TORII HALL

桂雀五郎 みかん屋
柳亭市馬 高砂や
柳家喬太郎 綿医者
~仲入り~
柳家喬太郎 紙入れ
柳亭市馬 首提灯

柳家喬太郎さんは三度目になるが、コンスタントに面白い。爆笑を大阪に運んでくれる。今日のネタのうちの1つ『綿医者』は喬太郎さんによると古典落語らしいが、『犬の目』よりもバカバカしい話で、ちょうど年初に4日間入院したという本人にとってはマクラと絡めて出しやすいネタだったのでしょう。

柳亭市馬さんは四度目くらい。もう少し人情噺などの大ネタを聞きたいなと思っていつも出かけるが、中ネタばかりで満足できない。唄を歌う時間が徐々に減ってきているのは歓迎だが。

いつも満員で予約を取るのが大変な落語会だが、今日は前に並んでいたおばさん5人グループが予約リストから漏れているというようなトラブルがあったようだ。その後どのように処理されたのだろうか?
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by furomikan | 2011-01-29 23:59 | 落語 | Comments(0)

一週間

井上 ひさし (著)
★★★★☆
【本の帯より】
昭和二十一年早春、満洲の黒河で極東赤軍の捕虜となった小松修吉は、ハバロフスクの捕虜収容所に移送される。脱走に失敗した元軍医・入江一郎の手記をまとめるよう命じられた小松は、若き日のレーニンの手紙を入江から秘かに手に入れる。それは、レーニンの裏切りと革命の堕落を明らかにする、爆弾のような手紙だった…。
『吉里吉里人』に比肩する面白さ、最後の長編小説。

心に残ったのは次の文章。

「なぜ、われわれ日本人は既成事実に容易に屈服するんでしょうな」
「こまった、こまったと繰り言をいうだけで、やがてそのうちにその事実そのものを一つの<権威>と見なして、そのままなにもかも諦めてしまう、そして、事実そのものを突き詰めて考えることを避けてしまう。そのためには事実を忘れてしまうのが一番いい。こうして国際的にも有名なあの<日本人の忘れっぽさ>が育って行った。(後略)」

主人公は既成事実に屈服せず、極東赤軍組織と一人張り合う。
井上ひさしの小説を読むのは初めて。これほどの筆力があることは思えば当然であるが、読んで初めて実に納得した。いずれ映画化される。だろう。
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by furomikan | 2011-01-27 23:52 | 読書雑記 | Comments(0)

Google Appsではじめるオフィス・イノベーション

海老澤澄夫 (著)
★★★☆☆

会社で使っているグループウェアが、去年12月にLotus NoteからGoogle Appsに入れ替わった。
Gmailは使い勝手もよく気に入っているが、それ以外のサービスについては無知なので勉強のために読む。
・・・しかしこれは、Google Appsを導入しようかどうしようかを検討しようとする人向けの本だった。
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by furomikan | 2011-01-22 16:15 | 読書雑記 | Comments(0)

ワセダ三畳青春記

高野 秀行 (著)
★★★★★

前回読んだ「異国トーキョー漂流記」の面白さにたまらず同じく評価の高い本書を早速読んだが、スマートでクールな文章はそのままこちらでも堪能できた。
本書の後半に登場する女性が「粋」と表現していた高野氏の文章はちょっと衝撃を受けるくらい私の好みだ。(ただ一ヵ所、最後の最後に書かれている「兵どもが夢のあと」の一行だけは野暮。)
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by furomikan | 2011-01-17 21:43 | 読書雑記 | Comments(0)

話のおもしろい人、ヘタな人

立川 談四楼 (著)
★★★☆☆

以前読んだ談四郎さんの本が意外と面白かったので今回期待したが凡庸な読み応え。
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by furomikan | 2011-01-15 20:51 | 読書雑記 | Comments(0)

異国トーキョー漂流記

高野秀行 (著)
★★★★★

外国に行って変わった人と出会ったことを書いた本は多い。
しかし、いろんな国から東京に来た外国人が一人の変な日本人に出会って、その変な日本人が本を書くというケースは珍しく、これはそういう本。
その国も、フランスやコンゴ、スペイン、ザイール、ペルー、中国、イラク、スーダンと様々。

本の中では垢抜けないような風を装っているが、この著者、おそらくかなりスマートな男だ。
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by furomikan | 2011-01-12 21:43 | 読書雑記 | Comments(0)

江戸の気分

堀井 憲一郎 (著)
★★★☆☆

「ホリイのずんずん調査」の堀井氏は京都に育ち、現在東京で活躍する落語フリーク。
昔は暦(カレンダー)のことを「大小」と呼んでいたとか、長屋の家賃一ヵ月分がいくらくらいだとか(=800文)、無尽や頼母子というのがどういうものなのかなど、江戸時代関連のトリビアを落語を通じて心地よく知ることができた。(ちなみに『大工調べ』で与太郎が溜めた家賃は「一両と八百」で、 4800文だがら、ちょうど半年分ということになるそうです。)
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by furomikan | 2011-01-08 14:35 | 読書雑記 | Comments(0)