勝五郎の読書雑記

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俺俺

星野 智幸 (著)
★★☆☆☆

近未来を匂わす表紙に読む前から期待させられたが、ストーリーは面白いものではなかった。
周りの人間が「俺」になり、本当の俺とその「俺」の境目があいまいになって、最後に殺しあう。その後に到達する物語の帰着点も成功と呼べるものにはなっていない。
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by furomikan | 2010-10-30 12:33 | 読書雑記 | Comments(0)

「頭がよい」って何だろう ―名作パズル、ひらめきクイズで探る

植島 啓司 (著)
★★☆☆☆

【問題15】
「おととい、私は13歳だったの。でもね、来年にはもう結婚できる歳(16歳)になるのよ」
彼女の誕生日を当ててほしい。それに今日は何月何日なのだろうか。

これは本文に出てくる問題のうちのひとつ。
このようなちょっと面白い問題や図形パズルがいくつかあり、さすが植島啓司と思ったが、徐々に判然としない、なるほど!と感じさせてくれない問題&解答が続出し、読み終える。

MENSA(メンサ)というIQの高い人が集う秘密結社のような組織が各国に(もちろん日本にも)あるということは初めて知った。JAPAN MENSAのホームページには「1946年にイギリスで創設された、全人口の内上位2%のIQ(知能指数)の持ち主であれば、誰でも入れる国際グループです。」とあった。
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by furomikan | 2010-10-27 20:06 | 読書雑記 | Comments(2)

立川志らく 『紺屋高尾』 @ 京都府立文化芸術会館

立川志らく独演会 @ 京都府立文化芸術会館

めったに関西に来ない立川志らくさん。京都での独演会も初めてというので、派手で強烈な演出があり、たっぷり噺が聞けるのかと静かに期待していたが、下記のとおり、前座らく兵さんの開口一番を含めてもたった三席。

立川らく兵 二人旅
立川志らく 火焔太鼓
~仲入り~
立川志らく 紺屋高尾

400ちょっとの座席数で8割くらいの客入りが不満だったのか、本人も一席目のまくらで客の入りについてちょっと不満げなコメント。それで手を抜いたりはプロなのでしないと思うが、いずれにしてもちょっと肩透かしを食らったような淡白な落語会だと感じた。

二席の噺については、口煩いおかみさんに負けない茶目っ気を発揮すべき道具屋の主人のキャラが少し弱かったのと紺屋高尾の紺屋職人久蔵が「真面目」ではなくかなり「馬鹿」キャラとなっていたのが気になったが、楽しく聞けた。

会場の京都府立文化芸術会館の南側、荒神口の欧風料理店「まんじぇびゃん(Manger bien)」のホタテ入りリゾットが美味しかった。
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by furomikan | 2010-10-24 21:27 | 落語 | Comments(0)

世界でいちばん長いハネムーン ― 10年間、88ヶ国をめぐるタンデム自転車の旅

宇都宮 一成 (著), 宇都宮 トモ子 (著)
★★★★★

自転車旅行先のニュージーランドで見かけたタンデム自転車の米国人夫婦サイクリストに触発され、付き合っていたトモ子さんにそのニュージーランドから国際電話をかけてタンデム自転車旅行の魅力を訴え、その後の準備期間を経て10年間・88ヵ国のタンデム自転車旅行に出かける・・・。

本書の魅力は、癖のない文章で比較的淡々と旅の様子をつづりながらも、意志の強さを所どころにきらめかせているところ。いろいろな国で辛く厳しい道のりをコツコツ進みながら、地元の人からのたまらん程の優しさを全身で受けつづけることができた二人はなんと幸せ者か。

こういう旅を経験した人生とそうではない人生。旅をした人生の方が圧倒的にイイ!

尚、現在お二人は今治市を拠点にしまなみ海道を中心としたポタリングガイド(トモ子さんはその後方支援)をされている。
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by furomikan | 2010-10-21 22:49 | 読書雑記 | Comments(0)

各駅停車で行こう

蔵前 仁一 (著)
★★☆☆☆

バックパッカーのエッセイ集。バックパッカーならもっと面白い体験しているはずなのに、どれも読み応えのないエピソードばかりであった。残念。

ブラジルやキリマンジャロ、グアテマラ、ブルーマウンテンなどのコーヒーの名前が、その産地に由来していることは知っていたが、モカというのも地名であることは、この本を読むまで知らなかった。イエメンの港町の名前だそうです。そう言えばおととい10年ぶりくらいでタランティーノのパルプフィクションを見てグルメコーヒーというのが無性に飲みたくなった。
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by furomikan | 2010-10-05 22:31 | 読書雑記 | Comments(0)

コーヒー党奇談

阿刀田 高 (著)
★★☆☆☆

夢・まぼろし。不思議な雰囲気の中で感じることと現実の中で起こっていることの境目がちょっと曖昧な12編の短編集。あんまり面白くなかった。
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by furomikan | 2010-10-04 21:52 | 読書雑記 | Comments(0)

赤い指

東野 圭吾 (著)
★★★☆☆

久しぶりに読んだ東野圭吾。う~ん。ストーリーはそこそこだが、物語に入り込めないのはやはり砂漠のように潤いのない、論文のような文章のせいか。
かといって一見潤いのないように感じる、例えば、始まって半ページで大方の舞台設定と状況説明が済んでいる志賀直哉の短編のような文章がよくないと感じるかといえばまったくそうではない。
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by furomikan | 2010-10-04 21:48 | 読書雑記 | Comments(0)