勝五郎の読書雑記

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転落―ホームレス100人の証言

神戸 幸夫 (著)
★★☆☆☆

比較的年配のホームレス中心に著書が取材したもの。家族が冷たくて、気が弱くて、学歴がなくて、女が去って、カネ返せなくて、ギャンブルにはまって、酒に呑まれて、体を壊して、仕事が続かなくて・・・と色んな理由があった。運もあるが一番大きな理由は自分の弱さだと感じた。
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by furomikan | 2010-05-29 11:13 | 読書雑記 | Comments(0)

バンクーバーはなぜ世界一住みやすい都市なのか

香川 貴志 (著)
★★☆☆☆

大学の研究で1995年ごろに1年程バンクーバーに居住したという、50才くらいの著者が書いたバンクーバーの街のレポート。
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by furomikan | 2010-05-28 22:19 | 読書雑記 | Comments(0)

日本人の知らない日本語/日本人の知らない日本語2

[構成・漫画]蛇蔵&[原案]海野凪子 (著)
★★★★☆

日本で外国人に英語を教えるという仕事をしている日本語教師・海野凪子さんがが体験した爆笑エピソードを蛇蔵さんが漫画にしたコミックエッセイ。

「冷える」と「冷める」の違いやカタカタ・ひらがなの濁音・半濁音の生まれた経緯など、爆笑だけでなく勉強にもなった。
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by furomikan | 2010-05-23 12:53 | 読書雑記 | Comments(0)

総特集 忌野清志郎 デビュー40周年記念号

文藝別冊
★★★★★

僕の大好きな忌野清志郎の追悼本。

一度盗難に遭って有名になった清志郎の自転車「オレンジ号」の製作者である「スポーツバイクつくばマツナガ」オーナーの松永かずはる氏の寄稿文もたっぷり7ページ掲載。
2001年11月27日に初めて会った時の清志郎の第一印象は「寡黙・紳士・礼儀正しさ、そしておちゃめ」というものだったそうで、そういわれると僕の持っていたイメージにぴったり。その後付き合いが深まり、2002年9月30日に最初のバイク製作依頼の電話があったときは「重量は6kg台、軽いだけではダメでしっかり走って、どこまでも乗っていけるような快適なもの。予算に糸目はつけない」という注文だったとのこと。

自転車の話も面白かったが、やはりバンドマンとしての清志郎と昔から関わってきた多くの人たちの愛にあふれた文章・インタビューが心を打つ。

ちなみに僕の大好きな歌は
・国立市中区3-1(返事をおくれよ)
・夜の散歩をしないかね
・わかってもらえるさ
など。
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by furomikan | 2010-05-22 22:45 | 読書雑記 | Comments(0)

真昼なのに昏い部屋

江國 香織 (著)
★★★☆☆

とても読みやすく、「これからどうなっていくんだろう」と先が気になったが、読み終わってみればなんていうこともない不倫小説。

必死で透明感を出そう出そうと書き綴っているように感じさせる文体と、(まさに自分がそのタイトルに釣られたのだが)下品なタイトルが嫌だった。

不倫相手の男性は私の中で「ダーリンは外国人」の旦那さんトニーさんだった。
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by furomikan | 2010-05-19 21:00 | 読書雑記 | Comments(2)

これからの自転車読本―自転車が変える大人のライフスタイル

川口 友万 (著), 石川 望 (著), 村田 正洋 (著)
★★★☆☆

自転車を「買う」、自転車で「遊ぶ」、「通う」、「やせる」ための解説本。
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by furomikan | 2010-05-15 10:35 | 読書雑記 | Comments(0)

背番号42 メジャー・リーグの遺産 ジャッキー・ロビンソンとアメリカ社会における「人種」

波部 優子 (著)
★★☆☆☆

20世紀初のメジャーリーガーであるジャッキー ロビンソンを通して、近代~現代アメリカの人種差別・公民権運動の歴史を振り返る論文。(ジャッキー ロビンソンの背番号42はメジャーデビュー50周年となった1997年にメジャーリーグ全体の永久欠番となった。※その前から42番を付けていたヤンキースのリベラ投手を除く。)

ジャッキー ロビンソン自身は「黒人の自助努力×チャンス×影響力と権力を持った白人の助け」という3条件が揃えば人種差別の壁を乗り越えられると考え、人生前半までまさにその通り歩んできたが、それは「特別な能力を持った黒人」であったからこそできたということが人生後半になってやっと気づき始める。子育ての中で自分が「普通の黒人」であるという事実を突きつけられて、やっと「特別な能力を持った黒人」であることも必要条件であることを実感し、最終的に「私は決して成し遂げなかった(I never had it made.)」と考えたという。

もうちょっと野球のエピソードを絡めた文章を期待していたので、残念な読後感。
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by furomikan | 2010-05-13 21:49 | 読書雑記 | Comments(0)

シェルパ斉藤の島旅はいつも自転車で

斉藤 政喜 (著)
★★★☆☆

波照間島・八丈島・種子島・周防大島・隠岐の島・神島・房総半島・北大東島・南大東島・対馬・釜山・大津島・硫黄島(鹿児島県)・五島列島・伊豆大島・礼文島・小笠原諸島・石垣島・直島・田代島・加計呂麻島・徳之島の各島にフォールディングバイクのMR4F(一部BD-1・エスケープR2・ MR4Rも)と一緒に旅する旅行記。(※太平洋と東京湾と江戸川と利根川に囲まれた房総半島も「島」であるそうだ。)

文章の魅力は伊藤礼翁には遠く及ばず「並」であるが、いろいろな島の事を紹介してくれるこの本自体は面白かった。

著者は今までに、大阪から上海(中国)へ、下関から釜山(韓国)へ、石垣島から高雄(台湾)へ、稚内からサハリン(ロシア)へと海路渡航を4度経験し、パスポートには「ISHIGAKI」や「WAKKANAI」などのスタンプを押されたことがあるが、長崎県対馬の北側の港「比田勝」から船で釜山へ向けて出国した時の「HITAKATSU」のスタンプはとても珍しく、旅人として自慢できると喜んでいたのが面白く、共感できた。

20年ほど前にランドナーを持って釜山へ行ったことがあるが、この本を読んで波照間島・南大東島・対馬・礼文島・石垣島にすごく行きたくなった。
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by furomikan | 2010-05-09 16:33 | 読書雑記 | Comments(0)

銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎

ジャレド ダイアモンド (著), 倉骨 彰 (翻訳)
★★★☆☆

「銃と軍馬―― 16世紀にピサロ率いる168人のスペイン部隊が4万人に守られるインカ皇帝を戦闘の末に捕虜にできたのは、これらのためであった事実は知られている。なぜ、アメリカ先住民は銃という武器を発明できなかったのか?彼らが劣っていたからか?ならば、2つの人種の故郷が反対であったなら、アメリカ大陸からユーラシア大陸への侵攻というかたちになったのだろうか?」(Amazon.co.jpより)

2000年~2009年に刊行された本の中から朝日新聞が選定した「ゼロ年代の50冊」の第1位に選んだ名著ということで期待して読んだが、ちょっと難しかった。
第1部の第2章「平和の民と戦う民との分かれ道」、第3章「スペイン人とインカ帝国の激突」あたりは非常に興味深く読んだが、第2部となる第4章以降については内容・指摘点は面白いものの、内容が詳細すぎて読みづらい。第3部から再び面白そうなテーマに戻ってきたので下巻に期待したい。
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by furomikan | 2010-05-05 16:56 | 読書雑記 | Comments(0)