勝五郎の読書雑記

カテゴリ:落語( 12 )

第四回 立川こしら京都落語会 @ 京都ダンス村イベントホール

この本 を読んで気になってしまったので、立川流落語の真打立川こしらさんの落語会に行ってみた。(立川志らくさんのお弟子さん)
d0188185_1761080.jpg

・高座から客にどんどん話しかけてくる
・マクラが終わると必ず「江戸っ子は五月の鯉の吹き流し 口先ばかりで腸はなし」から落語を始める
・休憩時間も会場にいてCDなどを自ら販売している
など、本で読んだ通りの落語会であった。

意外だったのは、真打だけれども「落語家のようなもの」で、噺は「落語のようなもの」という情報と異なり、落語がしっかりしていたことである。
たっぷりと「湯屋番」と「御神酒徳利」の二席を聞かせてくれたのだが、真打らしいしっかりした高座だった。(御神酒徳利は本篇部分だけで50分もあった!)

また嬉しいことに、終了後のじゃんけん大会では偶然勝ち残って、去年の真打昇進の際に作られた真打昇進記念の扇子がもらえた。ありがとう!
d0188185_17373690.jpg


落語会の後には、この京都での落語会の「特典」となっているこしらさんを囲んでの打ち上げへの参加も可能で、スタッフの皆さんや日本各地からの他の参加者とのお酒と食事もとても楽しい素晴らしい落語会・飲み会だった。
d0188185_17301346.jpg

[PR]
by furomikan | 2013-11-02 23:59 | 落語 | Comments(2)

六代目 笑福亭松喬さん

おととしからガン闘病をされていた笑福亭松喬さんが昨日亡くなられてとても残念です。

落語ファンになったころ妻と何度か独演会に行き、兵庫訛りのある船場言葉の落語を楽しんだ。
松喬さんには「帯久」「ざこ八」「三十石船」「手洗い水廻し」など「この噺なら松喬さん!」と私の中で決まっているネタも多い。

何年も前、独演会か何かの問い合わせのために松喬さんの事務所(オフィス笑)に電話をかけたとき、松喬さんご自身が電話口で対応してくれたのをよく覚えている。

今日はiPodで松喬さんを聞こう。

笑福亭松喬さん、ごゆっくりおやすみください。
[PR]
by furomikan | 2013-07-31 07:50 | 落語 | Comments(2)

快楽亭ブラック ベスト60 前篇 第1回

還暦を迎えた快楽亭ブラックさんは今年一年間で600席の目標を掲げて至極真面目に高座に上がっている。
その活動の一貫で行われているこの「快楽亭ブラック ベスト60」の1回目に昨日行ってきた。
今回は初回記念価格なのかどうかは分からないが、5席で1000円という低料金だった。
しかし残念ながら低料金見合いというべきか、いつものような過激な毒舌は聞かれず、安物買いの銭失い的な結果になってしまった。

今回の1席単価200円のネタは次の通り。
小町
真田小僧
味噌蔵
中村仲蔵
次の御用日
こうやってみると悪いネタ並びやないねんけどな・・・。

d0188185_2213334.jpg
[PR]
by furomikan | 2012-09-18 22:13 | 落語 | Comments(0)

浅草演芸ホール

東京へ出てきてからもう3週間。
やっと生活が落ち着いてきたこともあり、上京後初めて寄席に行ってみた。
d0188185_10385273.jpg

昼席の主任は柳家喬太郎で夜は柳家小里ん。他に柳家さん喬、柳家三三、春風亭一之輔、春風亭百栄、林家正蔵(こぶ平)、桂文楽、鈴々舎馬風、川柳川柳、古今亭志ん輔など興味ある面々が出演予定で、昼席は満席で立ち見も多数いた。(三三は残念ながら休演)
ホール落語と違い、一人の持ち時間が15分と短いのでしっかりした噺が聞けないのは欠点だが十分楽しめた。

面白かったのは漫才のホームランやアコーディオン漫談の近藤志げるなどの期待していなかった「無名の」芸人さんたち。期待してないから面白いのかもしれないが。
君が代に二番の歌詞があるのをはじめて知った。
[PR]
by furomikan | 2012-07-21 18:59 | 落語 | Comments(0)

葉村温泉(大阪市北区中崎西)

梅田に出たついでに前から気になっていた北区の葉村温泉を見つけるため中崎町辺りをウロウロする。

中崎商店街あたりで銭湯の雰囲気がプンプンしたので特に注意してキョロキョロしていると商店街を曲がったところに銭湯を見つけたが、目的ではない常盤湯だった。行ったことがないが今回は抹消。

近くの商店のおばあさんに近くにある常盤湯でない別の銭湯を教えてもらうと着いた先はJR天満駅近くのクラブ温泉。
「大阪一天井の高い」お風呂屋さんらしく面白い造りだが、ここは入ったことがあるのでパス。
中崎商店街から離れて都島通の北側を探す。

古い建物の多く路地だらけのこのあたりは「ヤング」の人気徘徊地となっているのか、若い人が多かった。
路地をグルグル回ってやっと葉村温泉を発見。
d0188185_18564813.jpg
室内の浴槽と露天風呂と水風呂のローテーションを気が済むまで繰り返し、アホみたいな顔をして銭湯を出る。

風呂上りにもう一度路地をうろついて、「古い物好きな人どうぞ」という札のある昭和のオモチャを集めた店に入ってみた。
d0188185_19113749.jpg

大阪の人ではないような感じの女性店主に「店の中の写真撮っていいですか?」と聞くと「ええ、どうぞ好きなだけ」と快く応えてくれた。「でもね、断りなしに写真を撮る人には私怒るんです。写真撮る前に一言声掛けてくれたらどうですかって」とも。

小さな店内には私の欲しいものはなかったが、感じのいい店だった。(右上は後藤散風邪薬の三遊亭圓右)
d0188185_19194418.jpg
d0188185_19225732.jpg
[PR]
by furomikan | 2011-08-28 18:57 | 落語 | Comments(0)

林家たい平 『千両みかん』 @ TORII HALL

たがや
禁酒番屋
~仲入り~
千両みかん

10チャンネルの笑点に出ている林家たい平さん。
最初の名前は「林家チャイニーズたい平(たいぺい)」だったという。

笑点に出ているだけでつまらない落語家のように勝手に判断してしまう自分に問い掛ける意味合いを込めて随分前に予約しておいた落語会がおとついあった。

だいだい色の着物姿で登場するものと思い込んでいたところ、まずは袴姿で現れたたい平さんは全く笑点の匂いを漂わせずマクラを話し始める。夏の風物詩である花火をきっかけに『たがや』を話し始めたが、誰の首も飛ばず一席が終わる。たい平さんも客も様子を見ている感じ。

『禁酒番屋』では独自と思われるギャグを交えて奮闘しながら引き続き様子見のたい平さん。
前座も連れて来ずに一人で3席話しきる姿勢には少々違和感を持ったが、まあそれも仕方が無いかと思いつつ最後の噺へ。

『千両みかん』 で言えば、サラっと流す立川志の輔のスタイルが気に入っている私には少し重たい演出。みかんを探す場面の描写が長重く、独自感があるも、まだまだ自身でも消化しきれていない感が充満。

しかし演技の上手さでは特筆すべきものがあり、目を離しておかない方がいいと思われた。
[PR]
by furomikan | 2011-07-28 01:48 | 落語 | Comments(0)

立川志の輔 『メルシーひな祭り』 @ 国立文楽劇場

(開口一番)立川志のぽん 狸賽
立川志の輔 メルシーひな祭り
仲入り
立川志の輔 抜け雀

来日したフランス特使の奥さんと小さな娘さんが、雑誌で見た日本のひな人形の実物を生で見てみたいと帰国当日に言い出したことに対応する外務省の若手官僚が状況判断しきれない地元の人に振り回される様子を描いた新作落語。ただ「状況判断しきれていない」と感じているのは官僚だけで、地元の人たちはそれなりに誠意をもって対応していて、当の特使の妻子もその誠意をきちんと感じ取っている。
マクラ15分、本編45分の充実した一席。

談志の弟子で特に目立っている3人(志の輔・談春・志らく)の中ではやはり一番の安定感を持つ志の輔さんの落語は聞いていて「アレっ?」と感じる個所が全くない。つまり意識が変なとこに飛ぶことがなく、すんなり意図した映像を頭に浮かべさせてくれる。今回の『メルシーひな祭り』はそのまま映画を観たとうな記憶が頭に残ることになるだろう。
d0188185_23472280.jpg
d0188185_23473399.jpg
d0188185_23111139.jpg
[PR]
by furomikan | 2011-03-06 23:47 | 落語 | Comments(2)

柳家喬太郎 『綿医者』 @ TORII HALL

柳亭市馬・柳家喬太郎 二人会 @ TORII HALL

桂雀五郎 みかん屋
柳亭市馬 高砂や
柳家喬太郎 綿医者
~仲入り~
柳家喬太郎 紙入れ
柳亭市馬 首提灯

柳家喬太郎さんは三度目になるが、コンスタントに面白い。爆笑を大阪に運んでくれる。今日のネタのうちの1つ『綿医者』は喬太郎さんによると古典落語らしいが、『犬の目』よりもバカバカしい話で、ちょうど年初に4日間入院したという本人にとってはマクラと絡めて出しやすいネタだったのでしょう。

柳亭市馬さんは四度目くらい。もう少し人情噺などの大ネタを聞きたいなと思っていつも出かけるが、中ネタばかりで満足できない。唄を歌う時間が徐々に減ってきているのは歓迎だが。

いつも満員で予約を取るのが大変な落語会だが、今日は前に並んでいたおばさん5人グループが予約リストから漏れているというようなトラブルがあったようだ。その後どのように処理されたのだろうか?
[PR]
by furomikan | 2011-01-29 23:59 | 落語 | Comments(0)

柳家喬太郎 『時そば』 @ TORII HALL

柳家喬太郎独演会 @ トリイホール

開口一番(前座喬太郎) 道灌
桂阿か枝 軽業講釈
柳家喬太郎 時そば
仲入り
柳家喬太郎 ぺたりこん(三遊亭円丈作)

開口一番では通常前座が前座噺を一席聞かせるところだが、羽織りも羽織らず前髪を垂らしぎみにした「前座」喬太郎が道灌をスラッと謳いあげた。与太郎のボケを真返しであっさり受け流す貫録あるご隠居は本当の前座には到底演じきれない。

喬太郎前座に座布団をひっくり返してもらい、めくりをめくってもらった続く桂阿か枝は恐縮至極で、上方落語の力を見せられないまま下がり、仲入り前でやっと喬太郎師匠。

東京の立ち食いソバの具が主人公の新作落語(あれはマクラではなく、りっぱな新作)に引き続き、時そば。ネタ自体の面白味が弱いので、このネタ選びはちょっと残念だったが、まあ楽しめた。

期待の新作は初めて聞くものだったが、オリジナルのネタにリアルさがなく、かといってシュールさもないもので満足はできなかった。次回の大阪での独演会を楽しみに待とう。
[PR]
by furomikan | 2010-11-20 20:50 | 落語 | Comments(0)

立川志らく 『紺屋高尾』 @ 京都府立文化芸術会館

立川志らく独演会 @ 京都府立文化芸術会館

めったに関西に来ない立川志らくさん。京都での独演会も初めてというので、派手で強烈な演出があり、たっぷり噺が聞けるのかと静かに期待していたが、下記のとおり、前座らく兵さんの開口一番を含めてもたった三席。

立川らく兵 二人旅
立川志らく 火焔太鼓
~仲入り~
立川志らく 紺屋高尾

400ちょっとの座席数で8割くらいの客入りが不満だったのか、本人も一席目のまくらで客の入りについてちょっと不満げなコメント。それで手を抜いたりはプロなのでしないと思うが、いずれにしてもちょっと肩透かしを食らったような淡白な落語会だと感じた。

二席の噺については、口煩いおかみさんに負けない茶目っ気を発揮すべき道具屋の主人のキャラが少し弱かったのと紺屋高尾の紺屋職人久蔵が「真面目」ではなくかなり「馬鹿」キャラとなっていたのが気になったが、楽しく聞けた。

会場の京都府立文化芸術会館の南側、荒神口の欧風料理店「まんじぇびゃん(Manger bien)」のホタテ入りリゾットが美味しかった。
[PR]
by furomikan | 2010-10-24 21:27 | 落語 | Comments(0)