メメントモリ・ジャーニー
メレ山メレ子 (著)
★★★★☆
内容紹介
沖縄でカニに求婚され、恐山で死後の住所を考え、ガーナでマイ棺桶を作る……
旅先で見ていたのは絶景じゃなかった
人生は、しばしば旅にたとえられる。その場合、旅の終わりは「死」ということになるのだろうか。遠く離れた土地で抱いた気持ちを文章にしていくことは、翻って自らの人生を捉え直すきっかけとなった。死を想うと、生が明滅してスパークする。突き動かされるようにして、オリジナル棺桶を作りにアフリカはガーナへ渡ったメレ山メレ子。時を同じくして手に入れた新居に、ついにポテト・コフィンがやって来た……!
メレ山メレ子が「旅と死」をテーマに綴るエッセイ、その名も『メメントモリ・ジャーニー』!
ウェブマガジン「あき地」連載時から大きな反響を読んだ人気エッセイ、満を持して書籍化!
書かれている文章が難しくて最初は読みにくかったけど、読み進めていくうちに著者が何を感じて何を書きたいのかが分かってきてどんどん面白くなってきた。
旅行先で出会った人に人生のことを持ち出されることへの不快感、なにわホネホネ団での活動、ヤギの血を浴びた足の写真とかが印象に残る。
この本せいで私はなにわホネホネ団の入団試験を受けるハメに陥ったことは本当は自分のせいなので本当に後悔していない。(Tさん、付き添ってくれてありがとう!)
by furomikan
| 2017-03-06 23:59
| 読書雑記