勝五郎の読書雑記

俄 ~浪華遊侠伝~

★★★★★
司馬遼太郎 (著)
「この銭、貰うた」。逃げた父の代わりに金を稼がねばならなくなった万吉は、身体を張った“どつかれ屋”として身を起こす。やがて生来の勘とど根性と愛嬌を元手に、堂島の米相場破りを成功させ、度胸一の極道屋・明石屋万吉として知らぬ者のない存在となった。そんな万吉に大坂町奉行から密かな依頼がくる。
大侠客となった万吉は、藩州一柳藩に依頼され、攘夷派の浪士たちが横行しだした西大阪を警備する侍大将を引き受ける。おのれの勘と才覚を頼りに、場当たり的に幕末維新から明治の騒乱の中をたくましく生き抜いた“怪態な男”の浮枕を描いた、異色の上方任侠一代記。

お風呂仲間の辻さんに「めちゃくちゃ面白いから読んでみ!」ってお薦めしていただいた本をやっと読んだ。
もうベラボーに面白く、後半などは心臓がドキドキして息苦しくなるくらい緊迫しながらページを捲った。
主人公万吉は奇っ怪な判断基準で次々と大問題を抱えていくが、読み進めていくうちにその判断の基準が見えてくる。判断した後は全て人間味あふれる判断基準で対処し、人間味を溢れさしている。

朝ドラ「あさが来た」と同じような時期が舞台になっていて新選組が登場したり、五代さんもチラっと出てきたりする。この本を読んで、もう一度新選組の本が読みたくなってきた。
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by furomikan | 2016-01-24 23:59 | 読書雑記 | Comments(0)