勝五郎の読書雑記

城塞

司馬遼太郎 (著)
★★★★★
内容紹介
秀頼、淀殿を挑発して開戦を迫る家康。大坂冬ノ陣、夏ノ陣を最後に陥落してゆく巨城の運命に託して豊臣家滅亡の人間悲劇を描く。

後藤又兵衛基次や真田左衛門佐信繁(幸村)、木村重成、塙団右衛門、毛利勝永がいくらかっこ良くても豊臣方が負けてしまうのは分かっており、その中でどう華麗に描かれていても、かえって哀しさが増すばかりで読んでいて切な辛い。

「国盗り物語」であれほどカッコ良かった家康が関ヶ原から大坂の陣でなぜこんなにワル悪い悪役になり腐ってしまったのかは解説されていなかったけど、あれだけの執着心がないと天下を簒することができなかったのだろうということを思えば致し方ないのか。

ふた月ほど前に一心寺の前の神社で偶然見かけた真田幸村の戦死跡之碑。あれを見てたおかげで幸村の最期の場面・情景がよりよく頭に描かれてよかったと思った。
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by furomikan | 2015-12-27 22:37 | 読書雑記 | Comments(0)