勝五郎の読書雑記

天に遊ぶ

吉村昭 (著)
★★★★☆
内容(「BOOK」データベースより)
見合いの席、美しくつつましい女性に男は魅せられた。ふたりの交際をあたたかく見守る周囲をよそに、男は彼女との結婚に踏みきれない胸中を語りはじめる。男は、独り暮らしの彼女の居宅に招かれたのだった。しかし、そこで彼が目撃したものは…(「同居」)。日常生活の劇的な一瞬を切り取ることで、言葉には出来ない微妙な人間心理を浮き彫りにする、まさに名人芸の掌編小説21編。

短編を2つ3つ読んだところで、以前読んだことがある本だとわかった。でもこのブログで読書メモを書き始める前なので5年以上前だからほとんど忘れている。
前回読んだ時に感心した作品である「同居」には今回もやはり感嘆した。
事実の記録や取材をもとに丹念に書き刻んでいく長編小説とはまったく別の小説家が書いていると思えるのが吉村昭の短編の特徴の一つだ。
あとがきを読むと「天に遊ぶ」というタイトルもいいなと思えた。
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by furomikan | 2015-05-16 23:59 | 読書雑記 | Comments(0)