勝五郎の読書雑記

落語名人芸 「ネタ」 の裏側 ~秘蔵資料 三越落語会 十一名人の「感どころ」~

立川 志らく (著)
★★★★☆
内容(「BOOK」データベースより)
およそ半世紀ぶりに、奇跡的に発見!ファン必見のお宝初公開。昭和の名人芸が浮き彫りに!本人直筆で演目解説した“感どころ”の凄さ!

よく自画自賛をしているという印象が強い立川志らくさんの本なのであまり期待していなかった。
ところがこの本はワリカシ謙虚な姿勢で書かれており、名人たちの書いた「感どころ」に対しても濃やかな心遣いと独自の解釈で接して、プロが感じるプロへの思いを分かり易く解説してくれている。

私の大好きな金原亭馬生さんの章が最も楽しかった。

「馬生師匠の『ざるや』以上に面白い『ざるや』を聞いたことはありません。
今、『ざるや』を演るとすれば、珍しい噺ですと言って、つなぎに演る時間が七、八分しかないから演りましょうという印象のネタ。
それを 《リクツ抜きに笑って頂ければ》 と書いているところに余程の自信があったのでしょう。」

と書いている。
他の噺家が「与太郎」とするような人物を「意味不明な男」や「奇人」にして描いていく馬生師匠は面白い、と志らくさんが書いているのにもとても賛成。

1981年の『ざるや』の「なんか合わないなこの人」っていうセリフ、馬生さんの面白さはここにある!
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by furomikan | 2013-12-05 23:15 | 読書雑記 | Comments(2)
Commented by とんぼ at 2013-12-28 07:42 x
おはようございます。
お元気ですか?風邪などひかれていませんか?
クリスマスプレゼントを期待しましたが、残念です。
年越しそばが届くのでしょうか?それとも新春年賀祝いになるのでしょうか?首を長くしてお待ちしております。
Commented by furomikan at 2013-12-30 20:04
とんぼさん、すみません。
納品が遅くなり申し訳ありませんでした。
良いお年をお過ごしください!