セミ羽化観察 ~ 桜宮温泉(大阪市都島区中野町)
観察の前にポップな仕上がりの「セミ太郎の一生」という紙芝居を見た。
大体のセミは枯れ枝に卵を産み付けるのだそうだ。
それからセミ羽化の観察を本格的に開始する。
今回は主にヒイラギやサンゴジュなどの低木で観察したのだが、それは低い方が観察がしやすいということの他に別の衝撃的な理由があった。
その日、桜之宮公園の大きな樹の幹に羽化前のセミがほとんどいなかったのだ。
なぜなら中国系のおばちゃんがそのセミの幼虫を一網打尽に採集していたから。
おばちゃんの持っている採集袋の中を見せてもらったのがこの映像。
(うごめく幼虫群はエゲツいので、こんなんが嫌いな人は再生しないように!)
このおばちゃんは日本語を理解しなかったので、写真を撮らせてもらったり袋の中の動画を撮らせてもらうため、ゆっくり話したり身振り手振りでお願いするのに苦労した。
しかし後で聞くと、このおばちゃん普通に片言の日本語を話すことができるらしい。
ふてぶてしく立ち去る姿からもその強かさが感じられるだろう。
観察会終了後、JR桜ノ宮駅近くの桜宮温泉で夏の汗を流した。
水風呂がなくて残念だったけれど、浴室の正面壁から女湯側の壁にかけて施された富士山&白糸の滝のタイル絵と水風呂代わりの水鉢が心と身体を和ませてくれた。
ここの天井湯気抜きは単純な四角柱ではなく、下部が少し広がって、いわば断面が「風」の字の「几」のような形をしていて珍しかった。
ふ~っ・・・。
「銭湯は裏切らない」 (by 立川談志)