勝五郎の読書雑記

ろんだいえん ~21世紀落語論~

三遊亭 円丈 (著)
★★☆☆☆
内容(「BOOK」データベースより)
18歳でホントに「新しい」新作落語を志し、落語界の「新作確信犯」といわれる円丈による21世紀落語論。落語理論と現状分析、新作落語の作り方、そして落語の演じ方まで、円丈の落語理論のすべて。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

1944年名古屋市生まれ。明治大学文学部演劇学科中退。高校時代より落語家を目指し、6代目三遊亭円生に入門。「ぬう生」となる。13年の厳しくも苦しい修業を経て「円丈」で真打。新作落語で頭角を表し、ラジオ・テレビで活躍。新聞・雑誌のコラムも執筆。現在、落語協会監事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

期待しすぎたためか、まったくつまらなかった。

「古典落語は古くてつまらない」
「新作落語を創造することができる噺家が最高」
ということが何度も繰り返し書かれていたが、何の共感も持てなかった。

巻末の「円丈自作落語あらすじ辞典」には、自身で作ったものを中心にたくさんの新作落語が並んでいたが、そこに書かれている自作に対する評価は
・全然覚えてない。きっとロクでもない噺だったんだろう・・・・・・。
・今なら、それなりにウケそうだと思う。
・あまりパッとしなかった。
・やりようによっちゃ、ウケるはずなのにウケない。
・これは一度しかやってないが賛否両論だった。
・この噺は何度かやったが、それほどウケたという記憶がない。
・二度やったがほとんど笑いが起こらなかった。
・リハーサルのときはおもしろいと言われたけど、本番でスコーンとハズした噺。
など、あんまり芳しくない。
一回しか演じたことがない噺や、一度も高座にかけたことがない噺なども多く、それほど低品質なものが多いのかと、気の毒になった。

しかし彼の活動があったからこそ、今の柳谷喬太郎や春風亭昇太、三遊亭白鳥、林家彦いち、さらには立川志の輔たちがあるのだろう。
この本は面白くなかったけど、一度聞いてみたい。

ちなみに書名の「ろんだいえん」は落語を「論じ」「台本を書き」「演ず」から来ているというものの、全くピンとこない。
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by furomikan | 2013-07-17 23:59 | 読書雑記 | Comments(0)