勝五郎の読書雑記

怪しい日本語研究室

イアン アーシー (著)
★★★☆☆
内容(「MARC」データベースより)
ナイアガラの滝周辺で、カナダ人である著者に日本人観光客が投げた一言「変な外人!」 日本語ファンを自認するイアン・アーシーが巷にあふれるへんてこりんな日本語を愛をこめつつ大解剖する。

忌み言葉についての指摘があった。
博打で負けることを「する」というが、この「する」という言葉が縁起悪いというのでこれを「あたる」に言い替えるようなことで、例を挙げると「スルメ」を「アタリメ」と言ったり、「する」に似た「そる(剃る)」まで避けて、ヒゲを剃ることを「ヒゲをあたる」と言い替えたりすることだ。

1962年生まれのカナダ人で日本語研究家であるこの本の著者は、「戦争」という言葉を嫌う日本人はそれを「平和」に言い替えているという。
長崎や広島にある「平和公園」や「平和記念公園」は間違いなく「戦争」があったことを忘れさせないために作っているのだが、その名前に「戦争」ではなく「平和」という文字を使っていることへの指摘である。同様に「戦争」させないように教育していくのは「反戦教育」ではなく「平和教育」と言ったりしている、という。
な~るほど。確かにそうだ。
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by furomikan | 2013-01-19 23:59 | 読書雑記 | Comments(0)