勝五郎の読書雑記

桜田門外ノ変

吉村昭 (著)
★★★★☆
内容紹介
安政七年(1860)三月三日、雪にけむる江戸城桜田門外に轟いた一発の銃声と激しい斬りあいが、幕末の日本に大きな転機をもたらした。安政の大獄、無勅許の開国等で独断専行する井伊大老を暗殺したこの事件を機に、水戸藩におこって幕政改革をめざした尊王攘夷思想は、倒幕運動へと変わっていく。襲撃現場の指揮者・関鉄之介を主人公に、桜田事変の全貌を描ききった歴史小説の大作。

東京駅から歩いてちょっとのところに今もある桜田門。そこへ行ったとき、安政の大獄を行った彦根の井伊直弼が殺された場所ということしか分からなかった。
それじゃーアカン!と思ったから読んだ。読んだらすごく面白かった。
襲撃実行のあたりは本当にドキドキした。

調べに調べあげた事実を積み重ねていく、いつもの吉村昭の小説スタイルが全編に亘って貫かれているが、たった一か所だけ「小説」になっている部分があり、そこでついニヤリとしてしまう。
秀逸な歴史小説であった。
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by furomikan | 2013-05-07 23:59 | 読書雑記 | Comments(0)