いろは湯(大阪市中央区谷町)
空地の多い地区に立つ古ぼけた印象のこの銭湯、さては読書湯(=浴室内で読書が気兼ねなくできる、客の極少銭湯のこと)かと思ったけど、滞在した1時間ほどの間に男湯だけで10人ほどのお客さんが利用するバリバリの現役選手であることが判り、ホッとした。
ご主人に話を聞くと、H市長の行政で水道料金が上がる上がるという風聞により今後の事業計画が立たないと悲観した銭湯が次々に廃業し、周囲にお風呂屋さんが少なくなったため、自分のところは何とかやっていけているということだった。
「いろは湯」は44年前に新築4年後の銭湯を譲り受けた時からの屋号だが、「いろは」の由来は知らないらしい。
ゴムの力で自動的に閉まる工夫が施されているこの戸がいい味を出していた。
あ~気持ち良かった!