勝五郎の読書雑記

不思議な数πの伝記

Alfred S. Posamentier (著), Ingmar Lehmann (著), 松浦 俊輔 (翻訳)
★★★★☆
内容紹介
誰にも完全には知り尽くせない深遠な数、円周率πについての数学読み物です。円や幾何とは離れた、思いもかけない分野に突如出てくる不思議な数πの物語とその使いみちを、豊富な話題で語りかけます。数学のいたるところに顔を出す不思議な数πの歴史と生態を探る「伝記」になっています。πにまつわる話題を提供することで、数学を中心としたさまざまな分野の魅力を知らしめる啓蒙書にもなっています。πは定義として円周率ですが、確率や代数など、思わぬところに顔を出してきます。各章では、πの計算、πの不思議な性質、πが出てくる応用などを、高校レベルの知識でわかるように易しく説明しています。数学者を魅惑しつづけてきたπの魅力つきない世界を堪能できます。
内容(「BOOK」データベースより)
数学のいたるところに顔を出す不思議なπの歴史と生態を探る。数学者を魅惑しつづけてきたπの魅力つきない世界。πに惹かれた数学者たちの挑戦。

非常に面白かった!
ほとんとが高校ぐらいの数学レベルで理解できるような内容だったのがよかった。

πは円周÷直径という幾何的な値であるが、確率論的なところにも関係していてとても驚かされる。

不思議に感じた例を2つ。

1)地球が円周(球周?)40,000kmのきれいな球として、赤道上にピッタリと40,000kmの糸を張ると、地表と糸との間に隙間はできない。
この糸を1メートル長くして40,000,001mの輪とし、赤道上で均等に浮かせた場合、地表と糸との間の隙間はどれくらいになるか?
【答え: 約16cm】

2)地球が円周40,000kmのきれいな球として、上記1)のように赤道上に円周よりも1メートル長い40,000,001mの糸をピッタリ巻こうとすると1メートル分余ってしまう。それを垂直方向につまみ上げるとするとつまみ上げた頂点は地表からどれくらいの高さになるか?
【答え: 約120m】

2)ではなんと120メートルも持ち上がる!
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by furomikan | 2012-12-20 23:59 | 読書雑記 | Comments(0)