勝五郎の読書雑記

吉村 昭 (著)
★★★☆☆
内容(「BOOK」データベースより)
たしかな生の軌跡を刻む人びとからは離れて、ひっそりと、危うく、生きつづける人間たち。その彼らさえ見逃しはしない、人生の出来事。遅い結婚生活をはじめた看守の特別休暇を描く「休暇」、角膜移植手術に全神経を集中させる、医師の不思議な日常を追う「眼」、幼い弟を川で事故死させた少年の内心をみつめる「蛍」など。ささやかな生活のなかに潜む非現実をとらえて、心にしみ透る、忘れられない小説9篇。

心のひだを短い物語の中で冷静に描写する職人、吉村昭。
その職人が書く一話目は「刑務所」の刑務官が特別休暇を得るために死刑執行の時に落下してくる死刑囚の身体の揺れを押さえる役目を進んで引き受けるというような話。
「死刑が行われるのって拘置所やろ?」と思って調べてみると、札幌と仙台は確かに刑務所で行われることになっていた。

9篇の短編のうちあと2つ程面白かったが、珍しく面白くないのも多かった。
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by furomikan | 2012-09-21 22:23 | 読書雑記 | Comments(0)