勝五郎の読書雑記

ムーン・パレス

Paul Auster (原著), 柴田 元幸 (翻訳)
★★★★☆
内容(「BOOK」データベースより)
人類がはじめて月を歩いた夏だった。父を知らず、母とも死別した僕は、唯一の血縁だった伯父を失う。彼は僕と世界を結ぶ絆だった。僕は絶望のあまり、人生を放棄しはじめた。やがて生活費も尽き、餓死寸前のところを友人に救われた。体力が回復すると、僕は奇妙な仕事を見つけた。その依頼を遂行するうちに、偶然にも僕は自らの家系の謎にたどりついた…。深い余韻が胸に残る絶品の青春小説。

自伝なのか殆どがフィクションなのかは分からないけど、読んでいて確かに面白かった。
自分のこれまでを淡々と語るように始まるこの小説は、一種映画でいうロードムービーのようなスタイルで、どんどん頭の中でそのシーンが勝手に浮かんでくる感じだった。

まさに、「深い余韻が胸に残る絶品の青春小説」。
その感想を持ち得たのは訳者の柴田元幸氏の仕事の質の高さに負うところが大きい。
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by furomikan | 2012-06-11 23:27 | 読書雑記 | Comments(0)