勝五郎の読書雑記

おしまいの噺

美濃部 美津子 (著)
★★★★☆
内容紹介
昭和の名人・五代目古今亭志ん生を父に持ち、十代目金原亭馬生、三代目古今亭志ん朝の姉である著者が、父や弟と過ごした家族の歴史を語りおろした好評エッセイが待望の文庫化。
「芸人は死んじゃうと芸ごと持ってかれちゃうんですよ。それが悲しくてしょうがない。死んだ後で「いい噺家だった」なんて思い出になったところで意味がない。どんだけ時を経てもたくさんの人に聞いてもらえて、なんぼですよ。だからこそ、志ん生にしろ馬生、志ん朝にしろ、落語界で昭和と平成を彩った噺家のことを、どんな形であれ残してゆくことが家族の務めだと思っているんです」。
売れない父、内職する母、落語の噺さながらの貧乏長屋暮らし。落語を生きた昭和・平成の三名人、志ん生、馬生、志ん朝。娘として、姉としてともに暮らした家族として、語り残したい一家のこと。

初めて見る写真、初めて知る逸話などが多くあり楽しく読めた。
読んだら、志ん生・馬生・志ん朝の落語が聞きたくなるのは必至。
志ん生のハサミムシのギャグにはいつも笑わせられる。
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by furomikan | 2012-06-03 20:21 | 読書雑記 | Comments(0)