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勝五郎の読書雑記

ぶた にく

大西 暢夫 (写真・文)
★★★★★
内容(「BOOK」データベースより)
お肉はどこからやってくる?お米や野菜は、どうやって育つかを知っている。でも、ぶた肉がどうやって食卓へあがるのかは知らない。鹿児島のある豚舎を追った、ドキュメンタリー写真絵本。小学校中学年~おとなまで。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
大西 暢夫 1968年東京に生まれ、岐阜で育つ。東京綜合写真専門学校卒業後、写真家本橋成一氏に師事。その後、フリーのカメラマンとして独立。2003年『おばあちゃんは木になった』(ポプラ社)で第8回日本絵本賞受賞。映画監督作品『水になった村』2007年で第16回地球環境映像祭最優秀賞受賞

本の題名は「ぶた」ではなく「ぶた にく」。
著者が師事した本橋成一氏の写真集も面白かったが、この本もすごく面白い。
(本橋成一氏の本 「屠場」 「サーカスの時間」 「昭和藝能東西」 「上野駅の幕間」)

鹿児島の黒豚が1年に2~3回出産し、1回に10匹くらいの子どもを産んで、それを4年くらい繰り返すこと。
生まれたての子豚の体重は約1.2kgで、1週間~10日ぐらいで倍の重さになること。
母豚には14個くらいの乳があり、それがきれいに並んでいる豚が母豚として残されること。
生まれて2日ほどでそれぞれのマイ乳が決まること。(強い子豚がよく乳の出る乳首を確保)
などなど・・・。

その他いろいろな知らなかったことが、たくさんのかいらしい写真とともに次々に現れる。
こどもの絵本のような本なのであっという間に終わってしまうが、突然、予想外に面白い本に出会えてハッピーだった。
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by furomikan | 2012-04-19 01:22 | 読書雑記