本田新温泉(大阪市西区本田)
だから本田新温泉も「ほんでんしんおんせん」と読む。
先っちょからコーキング剤が出てきそうな白い煙突が珍しい。
浴室に入ると正面の大きなタイル絵が目に飛び込んでくる。
ひと通り眺め終えて読書していたら、お客さんがひとりだけになったのでチャンスと思い、番台のオカミさんに頼んで写真を撮らせてもらった。
湯船の縁や浴室の右奥はタイル絵ごとアールになっている。
電気風呂の仕切りも丸くなっている。
間近に見ると小粒のタイルがキレイ。でも目地の汚れが少し気になる。
湖に浮かぶ白鳥のクチバシや頸・尾の部分は三角カットになっている。
一人いたお客さんが写らないように写真を撮り終え、カメラをロッカーに戻してオカミさんにお礼を言いに番台へ行くと、「お風呂、いろいろまわってはんの?良かったらこれあげましょ」といって古い暖簾をくれた。
自宅で拡げて撮った。暖簾が入っていたボロボロの紙袋には「大阪型」とあった。
脱衣場には大阪市の古い地図があった。
1月に此花区伝法の町歩きツアーをしたが、そのあたりはこんな感じ。
昭和11年1月発行のこの地図では伝法川は健在。
駅の西九条は「にしくぜう」で、南側へは桜島方面にのみ伸びて、弁天町方面にはつながっていない。
ちなみにこちらは大正末期~昭和初期の西九条のイラストマップ。
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西九条に昔7軒あった銭湯は今たった1軒しかない。大福湯は今もこの場所にある。
かつての西九条には「潮湯」や「勝利湯」なんていうカッコいい名前の銭湯があったんだぜ~。
(レッドカーペットのスギちゃんを見たばかりなので)
おばちゃん、暖簾をありがとう!