牡丹湯(大阪市住吉区帝塚山東)
大阪駅から住吉車庫までの12.2kmをバスで移動し、そこから住吉区のいろんなところをてくてくして最後に名銭湯「万代湯」に入るというツアーだが、最後は近くにあるもう一つの名銭湯「牡丹湯」に入ってきた。
たこせんやコロッケ、ぬれ煎餅などパクつきながら寒い2月の雨上がりの午後を3時間ほど歩いた後のお風呂はすごく気持ちよかった。
銭湯に到着したのが午後5時15分頃。
白ペンキできれいに塗られた木製の看板とその下の違い棚風の飾り軒がめっちゃエエ。
木の蓋のある上がり湯用の湯鉢はもう使われておらず、その隣りの水鉢も20cm程しか水が入っていなかった。
木製の下足入れにも目を奪われる。
最後のこの写真を撮ったのが午後7時20分頃。
江戸時代の物価についての本を読んでいたらたっぷり2時間も経っていた。
番台のおばあちゃんに帰りの駅までの道順を聞いて「おおきに!」と戸を開けて出た。
「よう来てくれはったね~。おおきに」というおばあちゃんの嬉しい声で身も心もサッパリした!
しかし俺はアホやった。
この銭湯の美しい脱衣場とその天井の写真をすっかり撮り忘れていた。
旅心を誘う経営者の田舎である富山県の五箇山のポスターも。