勝五郎の読書雑記

永遠の0 (ゼロ)

百田 尚樹 (著)
★★★★☆
内容(「BOOK」データベースより)
日本軍敗色濃厚ななか、生への執着を臆面もなく口にし、仲間から「卑怯者」とさげすまれたゼロ戦パイロットがいた…。人生の目標を失いかけていた青年・佐伯健太郎とフリーライターの姉・慶子は、太平洋戦争で戦死した祖父・宮部久蔵のことを調べ始める。祖父の話は特攻で死んだこと以外何も残されていなかった。元戦友たちの証言から浮かび上がってきた宮部久蔵の姿は健太郎たちの予想もしないものだった。凄腕を持ちながら、同時に異常なまでに死を恐れ、生に執着する戦闘機乗り―それが祖父だった。「生きて帰る」という妻との約束にこだわり続けた男は、なぜ特攻を志願したのか?健太郎と慶子はついに六十年の長きにわたって封印されていた驚愕の事実にたどりつく。はるかなる時を超えて結実した過酷にして清冽なる愛の物語。

戦時中、日本海軍の零戦乗りだった祖父に関わりのあった元兵士・下士官・士官を訪ねていく姉と弟。
最初、臆病者・卑怯者と思えた祖父が、何人もの人に会っていくに従って、その知らなかった部分が徐々に明らかになっていく。

単調な構成であるがグイグイ読者の私を引っ張っていった。特に後半。
敵である米軍兵士の回想がプロローグとエピローグに入っていて物語全体を引き締める。

百田さんの小説の中では一番面白かった。
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by furomikan | 2012-01-28 17:00 | 読書雑記 | Comments(0)