勝五郎の読書雑記

エスキモーになった日本人

大島 育雄 (著)
★★★★☆
内容(「BOOK」データベースより)
零下50度。吹きつのる地吹雪。ランプの生活。だが、厳しくとも、貧しくとも、この地球最北のシオラパルク村には自然がある。夢がある。一生を賭けてもいい男の夢がある。それは日本人が、どこかに忘れ去ってきた「生きる知恵」ではなかろうか。16年間、極地で暮してきた男の半生。

この内容紹介の文面はこの本を読み終えた感じからすると違和感がある。
辛い環境で生きている、辛くても夢がある、というようなトーンで書かれている本ではないから。

著者が何ヵ月か一緒に暮らしたという植村直己氏は高い山の頂上や極点を目指す冒険の世界で生きたが、この著者大島氏は自分の力で、時に家族や仲間の力を借りて自然の中で狩猟をしながら暮らしていくという生活の世界で生きている。ちょっと方向が違っているが、二人はまったく同じ魂を持っている。

20年くらい前、私は植村直己氏の本を色々読んでもとてもカッコいいと思っていたが、この大島氏も劣らずカッコいい。ホンマに。
d0188185_20403914.jpg
[PR]
by furomikan | 2011-12-02 20:42 | 読書雑記 | Comments(0)