勝五郎の読書雑記

人はなぜだまされるのか

石川 幹人 (著)
★★★☆☆
内容説明
心の機能は遺伝し、進化する!
壁のシミが幽霊に見えたり、噂話を信じやすかったり、記憶力はチンパンジーに劣ったり……。そんな人間の「愚かさ」は、高度に進化した認知機能ゆえの副作用だった。心の動きを生物進化に基づいて考える今注目の進化心理学の最新知見から、人間特有の心の本質を解き明かす。

内容説明にあるように「進化心理学」という分野についての本。
そんな心理学があることは全然知らなかったが内容はわりかし面白かった。

「錯覚の科学」という本で取り上げられていた「白いユニフォームのチームがボールを何回パスするか」という実験についてのことがこの本でも書かれていた。

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中でも特に面白かったのは上の写真の左ページの実験。
Aの場合は右から2つ目の◎(二重丸)、Bの場合は左から2つ目の▽(白三角)が正解で、正解のボタンを押すとエサが出るという訓練を24種類の異なるパターンで行う。(お分かりの通り、24のパターンは全て4枚のカードの上にあるマークと同じボタンを押すと正解となるようになっている。)
この訓練を行ったあとにCの場合の問題を出すと、人間なら左端の◇(ひし形)が正解だと思うのだが、おおかたのチンパンジーは右から2つ目の◎(二重丸)のボタンを押すのだという。何故ならばこのCのカードの並び方が24のパターンで訓練した中のAの場合と同じカードの並びで、その時は右から2つ目の◎(二重丸)が正解だったから。
そう、チンパンジーは24のパターンの4枚のカードを全部まる覚えするんですって。これってメッチャ面白く無いです!?
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by furomikan | 2011-09-24 23:59 | 読書雑記 | Comments(0)