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勝五郎の読書雑記

second(ザ・ディランⅡ/1973年)

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1. ガムをかんで
2. 茶色い帽子
3. 君はきっと
4. 君住む街

5. こいのぼり
6. パラソルさして
7. 夕映え(インストルメンタル)
8. 悲しみは果しなく
9. すてきな季節に

(大塚まさじ/永井よう/瀬尾一三/柳田ヒロ/シンガースリー/北垣雅則/田中章弘/林敏明/友部正人/渡部勝)

憂歌団が好きでFMで彼らのライブを録音していた時に同じライブで大塚まさじという人が一時的に結成されたバンドをバックに「運命をかえるんだ」「天王寺想い出通り」「今宵君と」の3曲を歌っていた。その伸びやかで独特な歌い方に感じ入り購入したのがこのアルバム。25年ほど前、確か大学1年の時に梅田の駅前第2ビル地下にある名曲堂で買った。(その時のバンドのメンバーは石田長生[g], 藤井裕[b], 島田和夫[d]なので演奏はカッコ良すぎにならざるを得ない。同じライブでは竹中直人がプカプカを歌っていた。)

このアルバムが名盤であった。
「名盤」とはこれからの残りの人生においてもなくてはならないアルバムのことである。

特にA面の陰陽入り混じる名曲4曲とB面2曲目の「パラソルさして」。
音楽評論家ではないので何にも気の利いたコメントが書けないのが残念だがとにかく私の心を強く打ち続ける。

毎年5月後半の梅雨に入る前に新緑鮮やかな公園を通るとB面2曲目の「パラソルさして」が自然と唇にくっつく。
1番・2番のそれぞれの歌詞の出だし部分は脳内に鮮やかな映像を映し出す。
コカ・コーラの広告塔の影に守られた夏が
人気のない公園にポツンと君をうかべる
人待ち顔の街角は行くあてなしの君の夏
のぞいた僕は気まぐれな風さ

  緑の夏をパラソルさして
  君の手を取り街を歩けば
  時には風も吹くみたい
  時には風も吹くみたい

麦わら帽子の穴ぼこを通り抜けた夏が
しゃがんだ君の横顔に白いホホ紅つけた
絵日傘さしたかげろう達とドレスの君の舞踊会
見守る僕も青い燕尾服

  緑の夏をパラソルさして
  君の手を取り街を歩けば
  時には風も吹くみたい
  時には風も吹くみたい

行くあてなしのロマンス舟が光の海の公園で
君をさそった夏の昼下がり

  緑の夏をパラソルさして
  君をさそって街を歩けば
  時には風も吹くみたい
  時には風も吹くみたい

  緑の夏をパラソルさして
  君の手を取り街を歩けば
  時には風も吹くみたい
  時には風も吹くみたい
(作詞・作曲 西岡恭蔵)

今日、この公園を見つけたので白黒で写真を撮った。
夏は終わったけど良い感じだ。
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by furomikan | 2011-09-24 23:58 | 音楽