勝五郎の読書雑記

吉村昭自選作品集 第三巻 ~背中の勲章・逃亡・海の柩・総員起シ~

吉村 昭 (著)
★★★★★

読んだのは4つの作品のうちの「総員起シ」のみ。

昭和19年、太平洋戦争に出撃する前の約2週間の訓練の最終日に事故を起こし愛媛県松山沖の伊予灘に沈んだ「伊号第三十三潜水艦」。艦長以下104人の乗組員のうち生還したのは2名のみ。

吉村昭氏がこの事故を題材に小説を書こうと思った経緯から始まり、事故発生~2名の生還~引き揚げ~それを報道するマスコミの動きまでを、当事者たちの取材を元に事実を編みあげていった記録小説の真骨頂。

文春文庫から「総員起シ」名の文庫本が出ているので、是非皆さんにも読んで欲しい。
(下記は文春文庫版の表紙)
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by furomikan | 2011-09-10 23:59 | 読書雑記 | Comments(0)